黛ジュン「ホワット・アイ・セイ」
引き続き黛ジュン。昨日は「八木節」でしたけど、それと続けて聴いても何ら違和感ないですよ。レイ・チャールズのカヴァー「ホワット・アイ・セイ」。黛ジュンさんの持つ独特のコブシがブルーノートスケールと抜群の相性。きのうの「八木節」もまた、ブルージーな旋律ですからね。
これ、原題はWhat'd I sayのはずだから(what'dはwhat would、仮定法ですね)、カナにする場合は「ホワッド・アイ・セイ」とするのが正しいんでしょうけど、まあ、そんなことはどうでもいいです。とにかく、例の「ア~アア(ア~アア)ア~アア(ア~アア)」のコール&レスポンスの節回しが実にナチュラルでコクがあります。ちゃんとしたR&Bになってます。聴きこむほどに味が出る、いいカヴァーです。
今まで実は盲点でした、黛ジュンさんの洋楽カヴァー。根性が入っていて、なおかつ今聴いても全然ダサくない、という。しばらく飽きずに楽しめそうです。