俺にはブルーズを歌う権利なんかない

どこにも所属を持たず仕事/勉強/読書を続けています。2008年、音楽についてメモ代わりに書くためにこのブログを始めました。

2015-01-01から1ヶ月間の記事一覧

テノーリオ・ジュニオル『エンバーロ』

以前から早朝が好き、とここに書いていますが、今までは早起きするのなんて週に二日程度でした。それが、ここ二週間は連日早朝に目覚めています。そして、仕事というか勉強というか読書というかを数時間。 今朝読み終えたのは四年前に買ったレーニンの評伝。…

アレン・ハウザー『ノー・サンバ』

外は雪。ゼロカロリーのコーラもノンアルコールビールも底を突き、あとは炭酸水の缶が数本とお茶。買い物に出たいけど、もうすぐ日も暮れるし、やめておきますか。 メイエルホリドに関する本(Paul Schmidt, Meyerhold at Work. University of Texas Press. …

浪曲子守歌

トルストイ、ドストィエフスキーを、ほとんど読まなかったのは、かんたんにいえば肌があわなかったということだが、チェーホフの『決闘』を媒介にして、トゥルゲーネフとゴリキーをつないでしまうと、いまさら巨大長篇にとりくむ気がしなくなり、ちょうどそ…

ラヴ・ミー

「もっともすぐれた、もっとも才能ある」詩人マヤコフスキイは、青年共産同盟機関紙「コムソモールスカヤ・プラウダ」にしばしば詩を発表していた。あるとき、誰かが編集部に電話をかけてきて、「今日の新聞にマヤコフスキイの詩が載っていないのはどうして…

「ルチア」狂乱の場

布団の中でうとうとしていると、ときどき自分がどこにいるのかわからなくなります。あれ、おれ引っ越したのか? アパート借りるまでもないから、しばらくまかない付きの下宿にでもいることになったんだっけ? で、パソコン作業用のへやは別に借りたんだっけ…

ディープ・リヴァ―

ちょうど同じ一九四九年に、ウクライナのユダヤ人の詩人イサーク・フェーフェル(一九〇〇-五二) がスターリンの命令で逮捕された。そのころ、歌手のポール・ロブスンがモスクワにきたが、歓迎の宴会のときに、イサークという友人がいたことを彼は思い出し…

シクロフスキーのマヤコフスキー論/フリードリッヒ・グルダなど

[Arthaus 101634] COREA/GULDA The Meeting ... 平日が戻ってきました。 冬至/天皇誕生日/降誕祭/正月と続く何重もの祝祭を経て回復されるふつうの日々。朝は冷え込んでも、日中は晴れて穏やかであってほしい。今日は曇って寒く、明日、明後日と天気も荒…

レイジー・リヴァー

「人間、志を立てるのに、遅すぎるということはない」 カレンダーの一月、二月のページにそんなことが書かれています。こういうことを言われるのは別に今回が初めてじゃないけれど、あらためてこう言われるとなんとなく心強いですね。 昨日今日は、ごく普通…