俺にはブルーズを歌う権利なんかない

どこにも所属を持たず仕事/勉強/読書を続けています。2008年、音楽についてメモ代わりに書くためにこのブログを始めました。

2008-07-01から1ヶ月間の記事一覧

ピンナップ・ベイビー・ブルース

いつも書いていることですが、最初に入った大学時代のことを、時々思い出します。何か勉強したい欲求はあるんだけども、入った学科はその欲求とあんまりマッチしなくて、文学や芸術に対する漠然とした憧れと、実際に出席しなければならいない民法や簿記の授…

ウインク「背徳のシナリオ」

僕が一番音楽から遠ざかっていた時代にアイドルだったウインク。もちろんTVでは観てたけど、どの曲がどう、というほど詳しくありません。というか、二度目に大学に入ったとき、湘南爆走族のジャンパーを着た同級生(男子ね)が、ウインクを口ずさみながら…

アン・ルイス「あゝ無情」

勤め人の火曜日。しかも腰が痛くて、立ったり座ったりもつらいです。まだ火曜日だってのに、一週間が長く感じられます。 今日は定時に退けて、ガソリンスタンドで洗車その他。美しい夏の夕暮れで、そのまま遠くへ行きたくなりましたけど、腰も痛いし、がまん…

金沢明子「浜千鳥情話」

原稿の書き直しを終えて、ぐっすり眠って起きたら、なんと、まさかまさかのぎっくり腰。今週はおだやかに何事もなく過ごすつもりが、とんだ週明けとなりました。 仕事の合い間に病院へ。これはもう、鎮痛剤飲んで、安静にしてるしかありませんね。授業はなん…

夏が来る

CD棚を探せばあるはずなんですが、iTunesStoreでこんな曲を買ってしまいました。 大黒摩季「夏が来る」 いつだったでしょうね、他の大学に教えに行ってた年のこと、6月だったでしょうか、行く途中でカーラジオをかけっ放しにしてたら、午前9時を回ると同…

スタン・ゲッツのベスト盤

一昨日の記事で、学生時代はあまりCDを買えなかったという話を書きました。ただ、全然買ってなかったかというとそうでもなくて、勉強に疲れるとセコハン屋のはしごをして気晴らしをしてました。そんな時に買った一枚。 The Greatest of Stan Getz (Roulett…

冠二郎「炎」

2005年のお正月の何日目だったでしょうか、NHK=FMで『アイ・ライク・演歌・ベリー・ストロング』という特番が放送されました。湯浅学さんや横山剣さんが出るというのでカセットに録りました。いや、あの番組はとんでもなく濃かったです。なかでも聴き所…

ひと休み

今頃の季節になると、長かった学生時代を思い出しますね。 貧乏学生でしたから、今の季節って、夏のバイトに突入する頃。学習塾の夏期講習が始まる時期なんですよ。もう何年も経験してないから正確な時期は忘れてるけど、たしかもう始まる時期なんじゃないの…

42年前の今日

連休が明けました。休みが明けてみないとわからない用事ってのが明らかになりました。今日はCD店に行く、と昨日書きましたが、なんだかそれどころじゃないみたいで、今週末もどこへも行けないかなあ…ちょっとだけ白状すると、「書き直し」というやつです。…

千葉紘子「折鶴」

連休が終わろうとしています。夕方、ちょっと早い夕食を食べながらビールの栓を抜いてTVをつけたら平日のニュースキャスターさんが映ったので、「ああ、今日は日曜じゃないんだ」と改めて思いました。 昔、かよっていたジャズ喫茶で、あるとき45回転のEP…

金曜の午後のCD棚

週末ですね。しかも月曜が海の日だから、このまま何もなければ三連休だな…と思いながら仕事をしました。 一件、気になる用事があるんですが、「○○便で送付いたしましたのでよろしくお願いします」とメールが来たきり、中身がわかりません。届くのは週明けで…

来生たかお「夢より遠くへ」

今日は、仕事が終わって車に乗ってエンジンをかけたら、ドンピシャでこの曲の出だしでした。 来生たかお「夢より遠くへ」 昨日からかけっぱなしだったんですよね、来生たかおさんのベスト『Treasure Collection』。この方のベスト盤って何種類も出てるんでし…

パープル・シャドウズ「小さなスナック」

昨日、いしだあゆみさんの「ブルーライト・ヨコハマ」について書きました。1968年発売、ということでしたね。この曲が入った『青春歌年鑑'68 BEST30』はヘビー・ローテーションでカーステレオで鳴ってます。 便利ですね、この『青春歌年鑑』シリーズ。その年…

いしだあゆみ「ブルーライト・ヨコハマ」は1968年

一昨日、昨日に続いて、小沼純一『発端は中森明菜』ですが、週末、寝転がって読んでいて「あれっ?」と思った箇所がひとつありました。 「アイドルのデビュー年」(デビュー年順)という年表が掲載されているのですが、そのなかでいしだあゆみのデビュー年が…

ひきつづき小沼純一『発端は、中森明菜』

昨日に引き続いて小沼純一さんの『発端は、中森明菜』について。 きわめて興味深い一節があります。小沼さん、小学校高学年のころ友達と話していて「アメリカの歌謡曲」と口走ってしまい、「数人いた友人はいっせいに大笑いし、『アメリカに歌謡曲があるのか…

小沼純一『発端は、中森明菜』

いや~読みました。面白かった。 小沼純一『発端は、中森明菜 ひとつを選びつづける生き方』(実務教育出版、2008年) 読ませどころのいっぱいある本ですが、たとえば『十戒』を論じた次の一節なんざどうでしょう。 「『甘えてるわ 止めて冗談じゃない』『ち…

ソウル・ボサ・ノヴァ

ずいぶん以前、某ファッション関係の専門学校のCMでバックに流れていた曲です。不思議な音色の楽器がクィーカ、クィーカと鳴るスリルいっぱいのイントロが好きでした。でも、誰の何という曲かわからないまま月日は過ぎて行きました。 NHK-FMの『ミュージッ…

ロング・ヴァージョン

昔々、普通の会社にちょっとだけ勤めていたことがありました。ちゃんと勤まっていれば、今もずっとあの会社にいて、結婚して、家庭を築いていたかもしれませんね。 先輩たち(男の人もいたし女の人もいました)とドライヴに行ったりした思い出があります。そ…

ひと休み

今日は水曜日。週の真ん中です。長くかかりそうな会議の前に、売店でソーセージパンを買って食べました。 いや、あんまり長くもかからなかったですね、今日の会議。ふだんと変わらない帰宅時間でした。水曜は残業しない、という企業もあるとかで、週の真ん中…

歌謡曲の1968年

今日は若い人にロシア人の名前がどうなっているか、という講義をしました。ロシア人の名前は三つの部分からなります。たとえば、作家・劇作家の アントン・パーヴロヴィッチ・チェーホフ の場合 「アントン」は「名」です。「チェーホフ」は「姓(苗字)」。…

高見知佳「ジャングル・ラブ」

いやもう、これ一曲を聴きたいがために、二枚組ベストを買ってしまうこの僕。 安井かずみ作詞 加藤和彦作・編曲 高見知佳「ジャングル・ラブ」 札幌から帰って来て、CD店で衝動買いしたファラオ・サンダース『アンソロジー』を聴くのが楽しみでしたが、何…

札幌からの帰還

サミット直前の札幌から帰還。 飛行機の機内のNHKニュースで新千歳空港が映り、利用客が「ものものしいですねえ」などとコメントしているのを観て、確かに、駅も空港もおまわりさんだらけだったな、と改めて思いました。ただ、帰路、空港へはJRでなくバス…

出張中(つづき)

昨日はどこまで書きましたっけ? 出張で札幌にきている、というところまでですね。 この出張、いわゆるひとつの「学会」というやつです。で、こういう際に数年前から心に決めていることがあります。何かかならず質問すること。 学会や研究会で臆せずに忌憚の…

出張中

iTunesの話をここによく書くんですが、ではiPodは使っているか?というと、shuffleを持ってるけど、実質、使ってない、というのが正確な答えだと思います。 通勤は車だし、実家に帰ったりするのも車。で、そういうときに車の中でCDを聴くことはあるんですが…

しまざき由理「面影」

何年前のことだったでしょうか、遠くに住む後輩たちがTBSドラマ『Gメン75』の再放送に熱中しているらしい、と知りました。どこのチャンネルでやっているかは聞かなかったんですが、録画して繰り返し観ては、その暑苦しいまでの魅力にハマっているらし…

おいしい水

7月ですね。暑くて汗をかいた時は、水分補給をこまめにしたほうがいいですよ。 若い人に話をする時間(って要するに講義ですね)が二コマ続くと、さすがにのどが渇きます。というか、ひとコマ終わった時点で自販機のところへ行って、飲み物をひとくち。二コ…

荒井由美「魔法の鏡」

以前、早乙女愛「魔法の鏡」について書きました。ユーミンの同名曲のカバーです。ユーミンのヴァージョンは『ミスリム』収録で、歌詞が一ヶ所違う、と書きました。念のため記事は以下の通り。 http://russiansf.blog.ocn.ne.jp/blog/2008/05/index.html でも…