ウルフルズ「大阪ストラット」
大瀧詠一さんの「福生ストラット」をウルフルズがカバーしたというのはなんとなく知ってはいたんですが、先月でしたか、古本と中古CDのお店に入ったとき流れていて、初めて終わりからおしまいまで聴きました。
僕は関西とは関係ありませんし、「ガッツだぜ!」がヒットしていたころは、もうそういうものを夢中になって聴く年齢じゃなかったですけど、ウルフルズ、ときどき気になることをやりますね。この曲も、味のあるファンクナンバーです。大瀧さんのヴァージョンで「福生行きの切符買って」となっていたところを「梅田行き」とか「心斎橋行き」と入れ替えて、トータス松本さんが、大阪ローカルなトピックをちりばめたラップというか「しゃべくり」をぶちかましてくれます。このバンドのサービス精神満点な面が良く出ていて、これは楽しいですね。ファンクと大阪弁の相性のよさが再確認できる点もグッド。
心斎橋、アメ村、何とか橋、行ったことないのでわからないのがもどかしいです。一口に大阪と言ってもキタとミナミでは人情の機微が微妙に違う、なんて話も聞いたことありますしね。関西方面もあんま仕事で行く機会ないんですよねえ。大阪の古本屋とか面白そうですけどね。
Osaka,Osaka, just keep on strut, one more strutとファンキーに盛り上げるだけ盛り上げておいて、最後はカタカナ丸出しの発音で「ジス・イズ・大阪ストラット」と締めくくります。でもいいなあ、こんなにのびのび地元のよさを謳歌できて。こんな風に地元のことを自然に歌える歌手やバンド、もっと増えてもいいと思いますよ。