堀ちえみ「リ・ボ・ン」
やりたいことができない、不本意な毎日。でも、意外や意外、車の中でこれを繰り返し聴いたら、フラストレーションが吹っ飛びました。
堀ちえみ「リ・ボ・ン」
ちょっと間違えると山口百恵「ちっぽけな感傷」になりそうな旋律ですが、ニューウェーブとエレキ歌謡の中間のような演奏に乗って、堀ちえみがやさしく歌いかけてきます。他の女の子からハンカチをもらった彼にやきもちを焼いて「もう会いたくない」と言ったら、回転扉の向こうで彼が涙を流している…あわてて駆け戻って「ごめんね」と謝る主人公の女の子。いかにも80年代らしい、軟弱で気の弱い男の子向けのアイドル歌謡です。堀ちえみが合計3回「ごめんね」と謝ってくれる、本当に貴重な一曲。
今聴いているのはベスト盤ですが、「さよならの物語」「夕暮れ気分」「東京SugarTown」と、いい曲目白押し。マジにフラストレーションが吹っ飛びます。