プレス・アンド・テディ
もういいや。厳選しなくとも、全部車に載せて持ってけばいい。連休は好きなの聴こう。たとえばこんなの。
レスター・ヤング~テディ・ウィルソン・カルテット『プレス・アンド・テディ』(1956年1月13日、ニューヨークにて録音)
そういえば、去年の初夏もこれを聴いていたような…。これもデータを見ると真冬の録音なんですが、初夏の感じがします。しかも、僕の持ってるCDの帯には「夜更けにぴったりのしっとりとしたサウンド」とあるんですが、僕の個人的な思い出の中では、初夏の土曜の午後ってかんじがしますね。日暮れにはまだ早いけど、一本だけピールを飲むか…そんな時間帯に鳴っている音の感じがします。
時代はとっくにビバップ突入後の1956年。しかし御大レスター・ヤングは無理して「今風」にしようとせず、完全な自然体です。
ここら辺について本格的に語れるようになるためには、ベイシー楽団とか、集めなきゃいけないCDがたくさんありますが、僕はずっとその一歩手前の、ゆるいジャズ・リスナーでいようと思います(そういえばこないだ買ったフレディ・グリーンのソロは最高だったな)。僕は、初夏の土曜の午後を楽しく過ごせれば、それでいいんです。