俺にはブルーズを歌う権利なんかない

どこにも所属を持たず仕事/勉強/読書を続けています。2008年、音楽についてメモ代わりに書くためにこのブログを始めました。

週末

慌ただしい新年度の、つかの間の週末です。今日は傘と帽子と靴を買いに行きます。

帽子といえば,

千野帽子『文藝ガーリッシュ 素敵な本に選ばれたくて』(河出書房新社、2006年)

勉強になりました。この本を読んだあと「あ~っ」と思って本棚に行ってツベターエワ『ソーネチカの物語』を手にとって、これも少女小説なのかなあ…なんて思いました。異性愛と同性愛と自己愛が交錯する地点にただずむ「叙情的なわたくし」…

しかし、なんせ千野帽子さんが男性で、桜庭一樹さんが女性、というややこしい事態で、おじさんはついていくのが精一杯です。千野帽子さんのブログを拝見すると、ЧИНОБОШКА(チノボーシカ)の表記があって、「げ、この人ロシア語にも造詣あるんだ…」と思いました(千野さんの『文少女の友』、青土社、2007年にはゴンチャロフオブローモフ』についてのかなり的確な言及があります)。それにしても、僕らだったら、「千野」の筆名はかんたんには名乗れないなあ…

まあいいや、帽子と靴と傘を買いに行こう。帰りに海鮮丼でも食うか。CD店にも寄るでしょうね。CDも本も、今ではネットで買ってしまうことが多いんですが、CD店の店頭に行くと、何かしら発見があります。あの店のあの棚にあったな、オーネット・コールマンサイエンス・フィクション』。まだあるだろうか…