俺にはブルーズを歌う権利なんかない

どこにも所属を持たず仕事/勉強/読書を続けています。2008年、音楽についてメモ代わりに書くためにこのブログを始めました。

1973年のテレビ欄

昨日、『NHK少年ドラマシリーズ つぶやき岩の秘密』について書きましたが、DVDを終わりまで観てみました。へえ、こんな結末だったか。これ、終わりのほうは放送時に観てないや。こんな強烈なドラマ展開なら、憶えていないはずがありません。あまり詳しく書くとこれから観る人にネタバレになるので書けませんが(そんな人いるのか)、旧日本軍の地下要塞と、隠された金塊をめぐる話なんですね。1973年の時点では旧軍の残党の老人たちを主人公にして、そこそこリアリティも保てた…ということですか。中で白髭さんという人物が主人公の三浦紫郎少年について、これくらいの年頃の子供は空想と現実をしばしば取り違えるものですよ、みたいなことを言う場面があって、なぜあの年頃の子供(小学校高学年ぐらい)にSFが切実なジャンルか、ということを改めて考えさせられます。いや、面白かった。

DVDの箱の裏面に、第1回放送時(昭和48年=1973年7月9日)の新聞のテレビ欄が載っています。NHKテレビは6時からが「こどもニュース」、05分からが「つぶやき岩の秘密」、30分からが「新八犬伝」となっています。ああ、そうか、新八犬伝。テーマ曲が好きだった。7時30分からは「新日本紀行 巣立つ島(香川県・豊島)」となっています。新日本紀行も、富田勲のテーマ曲が好きだった。のちに坂本龍一がサウンド・ストリートでかけたりしていました。これらの音源はどこかにあるんでしょうか。