俺にはブルーズを歌う権利なんかない

どこにも所属を持たず仕事/勉強/読書を続けています。2008年、音楽についてメモ代わりに書くためにこのブログを始めました。

私はバッテラ

まあるいお皿に 身を乗せて

ぐるぐるまわる お客の前を

マグロにハマチにエビにタコ

みんなどんどん売れてゆく

なのに私は まわるよまわる

まわり続ける 私はバッテラ

だけど私は 泣いたりしない

こんな私を つまんでくれる

未だ見ぬあなたを待ってます

だって人生は 廻る寿司

背中バリバリ乾かせて

まわり続ける 私はバッテラ

嘉門達夫「私はバッテラ」 ますやみのる作詞 嘉門達夫作曲 竜崎考路編曲)

嘉門達夫のベスト『エエトコドリ!』(1996年)に収録されています。アレンジは正統派演歌ですな。いや、いつか誰かにめぐり合うのを待っている純な女の子という曲のコンセプト自体、正統派演歌なのかも。嘉門達夫がマジに「うあたしぃ〜わあ、ばってらぁ〜」と歌い上げています。ライナーには「嘉門達夫の曲の中で最も根強いファンを持っているのがこの曲です」とあります。歌唱力のあるキュートなギャルが和服で歌ったら、いまでも絶対当たりますよこれ。