I love RAMONES
昨日本屋で買ってきた本のうち巽孝之『プログレッシヴ・ロックの哲学』をあっという間に読んで(回顧的でありながら前進的、なおかつ啓発的、刺激的、これについてはあらためて書ければと思います)、yuki kuroyanagi『I love RAMONES』(もちろん日本語で書かれています)にざっと目を通しました。というか、寝る直前でしたけど、つり込まれて熟読。
面白いです。音楽誌等での評価は知りませんが、追っかけが昂じて公認写真家になり、ラモーンズ・ファン・クラブを主宰するに至る著者による、主観に徹したメモワール。写真がいっぱいで、それだけ見ていても興味深い。主にジョニー・ラモーンとの交友について書かれていますが、彼の気さくで世話好きな人柄がビンビン伝わってきます。著者は、自分のファンとしての身勝手さもちゃんとごまかさずに書いていて、その点もすごくいいんじゃないでしょうか。
ただ、こんなに一つのバンドを好きになってしまうと、つらいだろうなあ…
昨日は晴れて気持ちのいい夕方でした。今年の授業ではまた、Rocket to Russiaのアナログ盤の裏ジャケを若い人に見せて東西冷戦について解説しよう。