俺にはブルーズを歌う権利なんかない

どこにも所属を持たず仕事/勉強/読書を続けています。2008年、音楽についてメモ代わりに書くためにこのブログを始めました。

むなしきものをこそひとは愛す

昨日は天気悪く、寝不足でちょっと頭も痛くて、氷嚢をあてて寝ていました。重厚な本が何冊か届いたけれど、こういう日は本は読まないほうがいい。読み出して夜更かし、徹夜となると身体に悪いですから。でも、本棚からレイ・ブラッドベリ『何かが道をやってくる』(大久保康雄訳、創元推理文庫、1964年)を取り出して(これも読んでない)、エピグラフの一つに「むなしきものをこそひとは愛す W・B・イエーツ」という一節が掲げられているのを見て、なんとなく安心して寝ました。後世に残ってゆくものではなく、いっとき聴かれて忘れられてゆく音楽への僕の偏愛を、説明してもらったような気がしました。

今日は外出。散財しないようにお金をあまり持たずに出たのですが、本屋さんで以下の四冊を結局購入。

yuki kuroyanagi  『I Love RAMONES』(リトルモア、2007年)

巽孝之 『プログレッシヴ・ロックの哲学』(平凡社、2002年)

中川ヨウ 『ジャズに生きた女たち』(平凡社[平凡社新書]、2008年)

イリアムシェイクスピア 『ハムレット』(小田島雄志訳、白水社[白水uブックス]、1983年)

巽孝之さんのものは、すでに6年前のものですが、買ってませんでした。今年に入って、自分がヨーロッパ大陸のロックにいかに無知かを痛感することがあって、それが理由で今日買って来ました。