俺にはブルーズを歌う権利なんかない

どこにも所属を持たず仕事/勉強/読書を続けています。2008年、音楽についてメモ代わりに書くためにこのブログを始めました。

フレッツ光が開通してから

今住んでいるぼろいマンション(アパートかな?)に光回線が来たのはようやく昨年の夏のことです。光が来てから確かに生活は大きく変化しました。コンピューター自体を取り替えたので、そのせいもあるのですが、i Tunesをようやく本格的に使うようになりました。で、iTunesStoreで楽曲を買うようになりました。確かにとても便利。聴きたくなった曲を150円とか200円で即座にダウンロードできるわけですから。でも、すぐ壁につきあたりました。特殊な楽曲は置いてないんですよね。利用する前は、iTunesStoreというのは過去に発売された楽曲がたいてい揃うアーカイヴみたいなものかなと思っていたんですが、これは錯覚でした。権利関係で協力を拒んでいる企業がある以前に、祐子と弥生「父さん」だとか五代マリ「誘惑」だとかが買えるわけではないんです(それらの楽曲は僕の知るかぎりCDでも出ていません)。以前、水谷麻里「ポキチ・ペキチ・パキチ」が聴きたい、でもCDで出ていないと知ったとき、仕方ない、出るのを待とう、いつか出るだろうと思いました。で、アマゾンで時々「水谷麻里」と検索していたら、あるときあっけなくベスト盤が出てあの名曲、メロディは暗い、詞の意味がよくわからない、歌はあんまりうまくない、でも無性に聴きたい「ポキチ・ペキチ・パキチ」に再会することが出来たのでした。

選択肢が増えたことは確かです。iTunesStoreでは思いがけない買い物もしました。パンタ「屋根の上の猫」、大場久美子「大人になれば」、ブラック・キャッツ「チェッチェッチェ」、安西マリア「ゴーカート・ツイスト」…。でも探して見つからなかった曲のリストはその何十倍にもなるでしょう。それらの楽曲のなんらかの形での再発の僥倖を待つ日が続くでしょう。