俺にはブルーズを歌う権利なんかない

どこにも所属を持たず仕事/勉強/読書を続けています。2008年、音楽についてメモ代わりに書くためにこのブログを始めました。

せっかく持ってるのに…

せっかく持っているのに、ちゃんと聴きこんでいないCDがたくさんあります。いま枕元に散乱していたCDの中からそういうのを何枚か持って来ました。

はちみつぱい『センチメンタル通り』 アナログ盤も持っていましたが、一曲目の「塀の上で」だけ何度も繰り返し聞きました。「羽田から飛行機でロンドンへ/僕の嘆き持ってお嫁に行くんだね」というフレーズは今でも頭の中で鳴っています。でも聴きとおす事がないんです。

○ジャックス『ジャックスの世界』 どこかで中古で見つけてきて、それきり聴いてなかったような…。もちろん「からっぽの世界」の入った大名盤なんですが、先日聴いてみたら、一曲目の「マリアンヌ」でもう胸がいっぱいになってしまって、聴きとおす事が出来ませんでした。

○ザ・ヘア『恋のサイケデリック』 これもちゃんと聴いてないなあ…「プレイガール」で渚ようこスキャットしているのは絶品です。

スラップ・ハッピー・ハンフリー『Slap Happy Humphrey』 以前、日本のロックに強い中古/新品CD店さんに行って「スラップ・ハッピー・ハンフリーはありませんか」とたずねたら「あれは廃盤ですからね。でもカナダ盤が出ているのでアマゾンなどで探すといいですよ」と教えてくれて、その通りに買ったもの。jojo広重を含む3人による森田童子カバーのプロジェクトですが、これも生半可な気持では聴きとおせない。

昔、少ないお小遣いでLPを買ってきて、一枚一枚大事に聴いていたころのほうが、音楽を聴く喜びが大きかったのでは…とさえ思ってしまいます。今年はこういったものをちゃんと聴き通せるぐらい、気持の余裕のある生活がしたいです。せっかく枕元に、はちみつぱいやジャックスがあるのですから。