私設研究室を物置に移す夢を見た
出口 たしかに、総力戦というものがどういうものかを理解していたら、軍縮問題もあれほどの大騒ぎにならなかったでしょうね。総力戦とは、国の全ての力を注ぎ込む戦いですから、最後はGDPが大きい方が勝つ。もし軍縮で一定の歯止めをかけなければ、圧倒的な国力を持つアメリカとは対抗することさえ難しい、とわかるはずです。
一九二一(大正一〇)年にワシントン軍縮会議で軍艦の保有制限が決められますが、日米のGDP比からいうと、対米六割というのはむしろ破格の扱いだった。
船橋 それが分っていたのが、日本の首席全権だった加藤友三郎海相ですね。これ以上アメリカといっしょになって建競争をしていたら、日本は潰れてしまうが、アメリカは潰れない、と。
水野 軍縮条約を結ばずに、もとの構想どおり八八艦隊(戦艦、巡洋艦各八隻を中心とする艦隊)を作ったとしたら、作って維持するのに国家予算の三分の一が使われる計算だったそうです。
外出の予定を取りやめて、昼寝して、夢を見た。
ぼくのうちの外に物置があるのだけれど、そこにデスクとパソコンを置いて、いい感じの私設研究室にしている、そんな夢。冬になったらストーブも置かなきゃあなあ…などと思い、内側からカギをかけ、ちょっとわかりにくい裏口から出る…そんなこんなしているうち、目が覚めた。
うちの物置はあんなカギのかかるドアではなく、たんなる引き戸だし、いろいろ現実とは違うのだけれど、おカネがあれば、物置に勉強部屋を移築するのは妙案かもしれない。物置に移動せぬまでも、暖かくなったし、私設研究室=四畳半を整理してひろびろ使えるようにしたらよいだろう。
この冬も少し洋書を読んだけれど、すっかりズボラになり、万年床の枕元がデスクの代わりになっていた。ここ数年、夜明けの遅い冬の間は未明から四畳半に入って外国語の本を読む習慣になっていたけれど、本だらけで、だいぶ狭くなった。すぐに使わないものは書庫に戻すことをしていかないと、いずれ空間の経済が破たんする。
DVDを観て過ごすはずの連休だったが、ラジオのキットを組み立て、それを鳴らしているうち終わってしまった。Surface Pro 3でDVDを観るというのも少しやってみたが、安物のポータブルDVDプレイヤーより画面が大きくてよかった。この間見たのはウディ・アレンの『セレブリティ』という映画。おっとなったのは、ドナルド・トランプがカメオ出演しているのだ。
ところで、これは持っているだろうか。急に読みたくなってきた。大津事件は、いっとき興味を持って本を集めて、それきりになっている。
平日が戻ってきて、街が閑散となったら、本屋に探しに。アマゾンでもいいんだけれど、本屋も定期的に行きたい。昨日届いたスリッポンは、今日はいているうちだいぶなじんできた。ふた夏ぐらいは履けそうだ。
パソコン自作、いまはまだ挑戦できず。
Beginners Guide: How to Build a Computer