月の砂漠から
八〇年代の終わりは、第二の鹿島立ちの時でした。
塾のバイトをやっていましたが、本格的に食べていくには正社員に登用してもらうしかなく、それで一生やっていける自信もあまりなかったですね。一生インチキな英語を教えるのか…という気持ち、やはりありました。それなら、今からでも遅くはないから一から本格的に勉強しなおした方がいい。
で、ふたたび本州に渡ったわけですが、北海道を出る、という意識は、あまりなかったな。前にも一回、「内地」を経験しているのに、北海道の風土・文化・政治経済がそんなに特殊なものだという自覚が、この時点ではなかったですね。
日曜の夜、TBS系列でやっていた村上龍のトーク番組、北海道にいる間は観てました。番組は九一年まで続いたらしいんですが、大学に入りなおしてからは観ていた記憶はありません。バド・パウエルの「クレオパトラの夢」を本田竹廣さんが演奏してテーマ音楽になっていたほか、久野かおりさんのこれがエンディングで流れていたはず。たしかそうだ。カセットテープ持ってたもん。
その後、二つ目の大学を飛び出して北海道に舞い戻った時から、ぼくにとっての北海道/自己再発見が始まり、それは今この時も止むことなく続いています。
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