風間三姉妹「Remember」
予期されたとおり、名前にまつわる強迫神経症患者のふるまいは未開人そっくりである。彼らが示すのは、とくべつな語を発したり耳にしたりすることに対する「複雑な敏感さ」であり(これは他の神経症患者も同様である)、彼ら自身の名前のあつかわれ方から、実に多くの、しばしば深刻な禁止を引き出すのである。わたしが知っていたそうしたタブー症者の女性は、自分の名前を書きとめることをさけるようになった。それが誰かの手に渡り、その者が彼女の人格の一部を所有することになるのが怖いというのである。(英訳より便宜的に拙訳)
Totem and Taboo: Resemblances Between the Psychic Lives of Savages and Neurotics
- 作者: Sigmund Freud,A. A. Brill
- 出版社/メーカー: Createspace
- 発売日: 2014/07
- メディア: ペーパーバック
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名前の呪力、ってありますね確かに。アイドルってのも「名前を売る」商売なわけですが、それは擬似的に「身を売る」行為であって、中村由真、大西結花、浅香唯、といった名前たちは、その名を連呼する少年ファンたちにとっては、それぞれが彼女らの可憐な美貌の代替物である…
ひさびさに四時起き。ゆうべ少し調べたんだけれど、英語圏の大学でvisiting scholar とかacademic visitorとしてたとえ数か月でも滞在するには、Ph.D.ときちんとした勤務先があることが必須らしい。常識か。勤めているときは、夏休みの一か月の海外出張くらいなら何とか可能で、ただしあんときゃモスクワ、サンクトペテルブルク、プラハ。一度アメリカへ行っておけばよかったかも。
まあ、欲張らず。海外行くには明確な目的がなけりゃ意味ないし、お金だってかかるんだし。ただ、パスポートくらいは更新しとけばいいかも。