チェロソナタ第三番
そもそも外国語習得の問題点の一つは、その外国語を必要とするかどうか分かっていない時点でその外国語の選択をすることにある。
ふと思ったんですが、人はそれぞれで、相撲や野球が好きな人ばかりではない。音楽だってそんなに好きじゃないという人がいる。だから、何ごとも、決して無理強いはできない。
都会に生まれた子たちは、そういうことを小さなうちから知っていて、長じてたとえば外国語の教師になっても、「学生が思うように勉強しない」と悩んだりしない。いや、それは誰でも悩みはするだろうけど、過度に気に病んだりということはあまりない。どんなにいい講義をやっても、関心のありかが違ったり、語学にばくぜんと反感を抱いている学生は決してついてこない。それは教師の力の埒外であることを、教壇に立つぐらいの人はみな知っている。そういうことなんじゃないか。
いつぞや札幌の老先生が「あなたね、そんなことでくよくよして。もっと元気出して、『あの先生、あんなことをなぜあんなに楽しそうにやってるのか』と学生に思わせるくらいでなくちゃ」と。その通りにやったら、たしかにだんだん楽しくなってきて…ということはありました。
***************
本州ほどではないけれど、当地にしては結構な暑さと湿度。アイスコーヒー。短パン。そして季節に合うんだか合わないんだかわからないベートーヴェンのチェロソナタ。フルニエのモノラル録音集、これはさすがにアマゾンで。今年前半飛ばし過ぎ、というかそれ以前からの疲労も蓄積していて、しばし心の洗たくが必要です。
Kempff & Fournier - Beethoven cello sonata no.3 ...
Pierre Fournier / Masterpieces for Cello
- アーティスト: Pierre Fournier,Friedrich Gulda,Gerald Moore,David Oistrach,Jacques Thibaud,Rafael Kubelík,Philharmonia Orchestra,Sir Malcolm Sargent,Walter Susskind
- 出版社/メーカー: MEMBRAN
- 発売日: 2013/09/02
- メディア: CD
- この商品を含むブログを見る