俺にはブルーズを歌う権利なんかない

どこにも所属を持たず仕事/勉強/読書を続けています。2008年、音楽についてメモ代わりに書くためにこのブログを始めました。

『青が散る』

 

 

青が散る〈上〉 (文春文庫)

青が散る〈上〉 (文春文庫)

 

 

 『青が散る』。ありましたね、そんなドラマ。

 1983年の秋から翌年の一月にかけてTBS系列で放送された学園ドラマ。なつかしい、というかそのあまりに等身大な青春群像は、今でも「生々しい」と言いたくなるほど。宮本輝さんの原作小説の舞台を大阪から東京に移し、新設まもない、文学部と経済学部しかない私立大学のテニスサークルが舞台となって…と書き連ねていっても、あのドラマのむんむんとした熱気はいったいどれほど伝わるでしょうか。そういう設定とか筋立てとか、あんまり憶えてなくて、それより、役者さんの生身のしぐさや初々しい発声、未熟さを脱しきれない演技…といったものを楽しみに見ていた気がします。佐藤浩一、石黒賢二谷友里恵川上麻衣子利重剛、浜尾朱美(!)、広田玲於奈…と出演者を列記してゆくだけで鼻血が出そうなほど。

 この「青が散る」の「青」って、「青春」の「青」なんでしょうが、もっとはっきり、未熟な「性」の青さ、ですよね。それはお前の見方がそうなんだろう、といわれるとそうですかすみませんとしかいいようがないんですが、とくにラブシーンとかでなくても、女優さんたちはみな、ああ、この子アタシと寝たいんだわ、困ったわ、と顔に書いてあるような演技ぶりだった印象が強いんですね。

 あと、大学って、ドラマの中ではあんなに明るいのか…という、ね。うらやましかったなあ。文学部と経済学部しかない大学ですが、教養課程から専門に進むときにどちらかを選ぶ、という、現実の地方の小さな大学などでは当時あまりなかったと思われる設定になっていて、「お前、経済に行くの?」といった会話すらうらやましかったですもんね。あと、斉藤洋介さん演ずるクラス担任のフランス語講師のいかにも世間とズレた感じ。当時、現実の大学じゃ、クラス担任なんてあんな親身じゃなかったですよ。

 動画が見られますが、って、セーフモードじゃ見られないんですね。VHSにもDVDにもなっていません。なっていれば何をおいても買いますよ。これからでももし出ればきっと買うと思います。権利関係がクリアできないのかもしれませんが、BSなんかで深夜に再放送とか、それすらできないんでしょうか。

 30年前か…いろいろあったな…マディ・ウォーターズ聴いて寝よう…


人間の駱駝 大塚ガリバー 『青が散る』 挿入歌 - YouTube

 

 

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