俺にはブルーズを歌う権利なんかない

どこにも所属を持たず仕事/勉強/読書を続けています。2008年、音楽についてメモ代わりに書くためにこのブログを始めました。

ナイトナイトジョッキー~ラテン語の素養についてのないものねだり

impromptu ▶ adjective&adverb done without being planned or rehearsed ▶noun (pl. impromptus) a short piece of instrumental music, especially a solo, that is reminiscent of an inprovisation.

 

 

 

Oxford Dictionary of English

Oxford Dictionary of English

 

  オンラインのほうも引いておこう。

impromptu adverb without previous study, preparation

or consideration: on the spur of the moment : extemporaneously

 これは「即興で、アドリブで」、あるいはぶっつけで、という副詞としてよく見るのだけれど、ロシア語のэкспромт「即興演説、即興詩、即興曲」という名詞を見かけて、おやっと思った。接頭辞がim でなくexだからまるで逆、と思ったら、意味は同じなんだ。

 ぼくはラテン語がわからないのでどうにも割り切れない。このロシア語の名詞のほうはラテン語の「expromptus 出来合いの」から来ているという。で、英語の方もフランス語、ラテン語のin promptu 'in readiness'から来ているというのだが。英語には*expromptuなどという語はないようだ。

 ヒマをこいてる場合ではないのだが、一日6時間書きものや調べものにかかりきり、というのはできないので、1~2時間のサイクルで、語学徒(外国語の総復習)と、本来なすべきしごと(とひらがなにしておく。お金にはならないからね)を回している。こごえるような寒さだが、気分は暗くない。

 電子辞書、新しいのは調子いいが、リュックに無造作に入れておくのがちょっと怖い。案外ぶつけるのだ。専用ケースを買った方がいいような気もするが、数千円がばかにならない。

 相変わらず、失われた時間がどこかに見つからないかと、ネットの中をさまようことがある。もちろんそんなものはないのだが、1980年のTBSラジオなどというものが見つかるのは、はっとする。たしか加藤タキさんの番組でいい曲がテーマに使われていたのだが、これではないな。三木敏悟がジャズのレコーディングについてしゃべっていて、impromptuが多少関係する、とこじつけておく。松本英彦、懐かしすぎる。


ナイトナイトジョッキー 1980年2月8日