俺にはブルーズを歌う権利なんかない

どこにも所属を持たず仕事/勉強/読書を続けています。2008年、音楽についてメモ代わりに書くためにこのブログを始めました。

テノーリオ・ジュニオル『エンバーロ』

  以前から早朝が好き、とここに書いていますが、今までは早起きするのなんて週に二日程度でした。それが、ここ二週間は連日早朝に目覚めています。そして、仕事というか勉強というか読書というかを数時間。

 今朝読み終えたのは四年前に買ったレーニンの評伝。簡単な英語で読みやすく、すごく面白かったです。政治史なんて専門じゃないから、こんな本読まなくたっていいのですが、せっかく買って持っているのに読まぬまま、というのももったいない。そういう本があまりに多すぎ、それをやっつけつつ、頭の中の大掃除をしています。

 で、午後がつらいんですね。何もできません。朝の続きをやろうにも頭が働きません。こういうときはもう、ぼーっとしてるしかないんで、そういうとき「アイスコーヒーが飲みたいなあ」と強く思います。ジャズ喫茶が近所にあればなあ。

 清潔な店内、広いテーブルに、アイスコーヒーとお冷(本や電子辞書を持っていくかは場合によります)。スピーカーから鳴り響くレアもののアナログ盤。たとえばブラジルものとか。今はずいぶん珍しいものが安価なCDで買えたりしますが、自宅じゃなく、ジャズ喫茶で、できればアナログで聴きたい。でも近所にないんですね、そういうジャズ喫茶。

 今はネット上にそういうものがずいぶんあるので、そんなの聴きながら、アイスコーヒーならぬ水出し紅茶というやつ。去年秋までは水出しコーヒーというのを飲んでいましたが、それが切れた後、イオンで水出しのティーバックの類を見つけ、それでいいやと大量に買い込み、飲んでます。ポットに水を満たしてティーバックを入れて、冷蔵庫で冷やしておくんですね。ただ、濃厚で香ばしいアイスコーヒーがたまに飲みたいですね。

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 そうそう、先日読んだマヤコフスキーの伝記。あれを書いたアン・チャーターズという人はロシア専門の人ではなく、ケルアックなどのビート詩人の研究を専門とするアメリカの国文学者。確かケルアックの朗読に立ち会って興味を持ち、その道に進んだそうで、マヤコフスキーの朗読の能力を強調して書く筆致には、「ロシアの革命詩人にもそうあってほしい」という研究者の願望/欲望が投影されていないか、注意が必要と感じました。


TENORIO JR. - FIM DE SEMANA EM ELDORADO ...

 

Lenin (Critical Lives)

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