俺にはブルーズを歌う権利なんかない

どこにも所属を持たず仕事/勉強/読書を続けています。2008年、音楽についてメモ代わりに書くためにこのブログを始めました。

星のかけらを探しに行こうagain~Augusta Camp 2007~

数日前、阿久悠氏のトリビュート盤について書きました。すっかりハマッて繰り返し聴いてますが、聴き疲れしてきました。あの尋常ではない濃厚さ。あればかり聴いてると、ちょっとワタクシめの軟弱な音楽的心身、持たないですね。すこし休まないと。

今日は、そうめんでも茹でて、スイカでも食べて、夕涼みしましょうかね。そういやウナギも今年は食べに行ってないなあ。

以前書いた福耳(杏子さん、山崎まさよしさん、スガシカオさん、元ちとせさんら、オフィス・オーガスタ所属アーチストから成るグループ)の新譜『DANCE BABY DANCE/夏はこれからだ!』が届きました。休みに入ったらゆっくり聴こうと思ってとってありますが、「星のかけらを探しに行こうagain」だけはすでに繰り返し聴いています。

以前にも書いたとおり、昨年の「オーガスタ・キャンプ2007」でのライヴ録音。旧西武ドームでのライヴの、ステージと客席が一体となった楽しさ、なごやかさが、この一曲にパックされています。リードをとるのはもちろん杏子ねえさん。エグみのあるハスキーな声がステキです。「この宇宙(そら)を見上げていると 遠い記憶がうずく/生まれる前のこと 思い出しそうになる/こうして巡り合ったこと偶然じゃないかもね/運命の導き 信じてみたくなる」。この甘美な、ユング的世界観。杏子さん自身の作詞です。素晴らしいですね。浴衣を着て、うちわを手に持って、誰か気の合う女性と、夏の夜空を見上げたくなる、そんな曲です(ワタクシめにはそんなお相手、いませんけどね)。

仕事に疲れて、目もかすみ、腰も痛い…最近はさんざんですが、お盆休みは、この曲聴いて星空を見上げて、しみじみと和みましょう。