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俺にはブルーズを歌う権利なんかない

どこにも所属を持たず仕事/勉強/読書を続けています。2008年、音楽についてメモ代わりに書くためにこのブログを始めました。

Minnie The Moocher

「ミッキー・マウシング」が「ミッキー・マウス」から生まれた言葉、すなわち「ミッキー・マウスすること」であるのは説明するまでもないだろう。冒頭でふれたとおり、アニメーション映画にあってはミッキー・マウスとともに映像と音の完全な同期が実現されたと考えられており、この「映像と音を同期させる」ことをあらわす動詞として「ミッキー・マウス」が用いられることがある。いちおういっておくと、大きめの英和辞典なら「mickey-mouse」ないし「Mickey-Mouse」についてちゃんとこの定義がしめされており、[…]

(赤塚若樹「ベティ・ミーツ・ジャズ: フライシャーのジャズ・カートゥーンについて」、『PHASES』、(1)、2011年)

 著者にはお会いしたことはないのだが、勉強してるなあ…と感嘆しながら上記の論文を読む。著者のHPにPDFへのリンクが貼ってあるので、簡単に読める。

 ベティ・ブープの1930年代のアニメが大人向けのもので、ベティのしぐさにエロティシズムが横溢していること、あらすじを辿っただけでは掬いきれない、超現実的な映像の遊びがあること、テーマ音楽として使われているキャブ・キャロウェイの「ミニー・ザ・ムーチャ」の「ムーチャ」が、ある種の正道を外れた者ををさすことなど、いろいろ教えられることが多い。

 mickey-mouseが動詞として使われるというのは、僕はここではじめて知った。ぼくの使っているオンラインの英語辞典だと、「アクションを仔細に描写ないし模倣する伴奏音楽を映画につけること」となっている。形容詞だと、「さえないおセンチな流行歌を演奏しているみたいな」、転じて「とるにたらない」という意味になるらしい。

 で、DVDが欲しいのだが、買ってもいられないし、と思ったら、これか↓。


"Minnie the Moocher" Betty Boop HD 1080p