Recado Bossa Nova
外国語の初級では、授業中にすべてを教えたほうがいい。文法だけでなく、語彙も含めて、生徒がつっかえたら教えてあげる。辞書を引くのは、もっと後の作業である。中学の英語はそのような傾向にだいぶなってきているようで、好ましい。大学の第二外国語はこの点で遅れていて、とくに某言語では辞書を引くことを最重要事項と勘違いしている教師が多く、ひたすらそれを求めるような、サディスティックな授業を展開している。勘弁してくれ。
ああこれね。ぼくもそうしていたよ。単語の意味はこちらから最初に教えちゃう。可能なら、巻末に語彙集のついた、自分でどんどん予習できる自習書を使いたかったという話は、前にも書いたかな。でもって、本文を何度も音読させ、できれば暗唱させるのよ。
外国語の講義がいろいろ開講されていても、実態は、ただの「単位の自動販売機」がならんでいるだけ、というのは悲しい。それじゃだめだと思ってずいぶんいろいろやったけれど、なにもかも昔の話だな。いまどきは、大学生協なんかで「単位パン」とか「単位おにぎり」とか売ってるというけど、趣味悪いよ。面白くもなんともない。
こないだ、ハンク・モブレー『ソウル・ステーション』買ったんだけど、どこ行ったかな。↓これもいいね。
Hank Mobley - Recado Bossa Nova