あざみの歌
Eighteenth Brumaire of Louis Bonaparte (English Edition)
- 作者: Karl Marx
- 発売日: 2012/05/12
- メディア: Kindle版
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2月も15日を過ぎれば冬の終わりが見えて来るかと思いきや、今日も昨日も雪の空…これは「早春賦」の一節ですね。
冬になると、いつも雪のない季節へのあこがれが募ります。野や山が緑でおおわれる季節に対する恋しさ。そしていつのころからか、今度夏が来たら、あざみってどんな花だったか、野山を見て歩こう、と思うようになりました。それでいて、夏が来ると、いろいろあってそれどころじゃないのですね。
今となってはもうしようがないのだけれど、高校を卒業する時、無理して大学に行かず、二,三年、あるいは四,五年、野山を歩き回ったり、昆虫をとったり、魚をとったり、星を眺めたりして過ごしてもよかったかな、などと思うことがあります。それで、いよいよ大学へ行かなければこの世の不可思議を究明することはできない、とわかれば、猛然と受験勉強して、どこかへ行けばよかったのではないか。せっかく北海道に生まれて、これは何の木、これは何の花、これは何という虫、というのにまったく無知なのは、たいへん残念なことではあります。ジャズ喫茶、古本屋、それに、ちゃんと理解できた自信のないマルクスやヴェーバーもあながち無駄ではなかったけれど、もっと基礎学力を充実させ、世の中を知ってからでも遅くなかったですね。キンドルのなかにもマルクスやフロイトの英訳、入れてありますが、率直に自分の知力に照らして、18,9歳であれがわかるわけがない。これから読んでちょうどいいくらいです。
アザミ、ぐらいなら、どんな花なのか見分けはつくと思う。いや、それも怪しいな。雪に降りこめられたここ数日、またアザミの花のことなんか考えています。
あざみの歌 倍賞千恵子 (album version) - YouTube
ルイ・ボナパルトのブリュメール18日―初版 (平凡社ライブラリー)
- 作者: カールマルクス,Karl Marx,植村邦彦
- 出版社/メーカー: 平凡社
- 発売日: 2008/09
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