東京大衆歌謡楽団
ふとしたきっかけで知りましたこのユニット、東京大衆歌謡楽団。検索をかけると、おもに東京での路上ライヴ目撃談が多数ひっかかります。
動画サイトにもたくさん映像がアップされていて、ああ、これはすごいことになっています。
まるで昭和20年代からそのまま飛び出してきたような、戦中、戦後歌謡を歌う3人組です。丸メガネで髪を真ん中から分け、東海林太郎のような直立で歌うヴォーカリストに、アコーディオンとウッドベース(映像によってはギター奏者が映っています)。
「東京ラプソディー」「啼くな小鳩よ」「誰か故郷を思わざる」といったレパートリーを歌い上げます。
といっても、ひねりをくわえたり、作り上げたりしたレトロじゃありません。その朗々たる歌唱力と、歌自体の持つ力が相乗効果を生んで、圧倒的な見ごたえです。
CDが出ていますが、「東京ラプソディ」「森の小径」「啼くな小鳩よ」「美しき天然」の4曲入りで、とてもいいんだけれど、いいだけに、4曲では物足りません。東京は遠いので、そう簡単に観にいけもしないですが、どうやら9月に近所に来るらしい。これは観にいくしかありません。