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俺にはブルーズを歌う権利なんかない

どこにも所属を持たず仕事/勉強/読書を続けています。2008年、音楽についてメモ代わりに書くためにこのブログを始めました。

テル・ハー・ノー~英字新聞とCNNとエスペラントとゾンビーズの一日

In short, the celebrated European Project is a wrech. The EU started as a loose collection of European states cooperating for a common ends but has turned into a consolidated continental state run by a heavy-handed bureaucracy with little concern for what European people desire.

Doug Bandow 'As liberal Europe withers, whither the EU?' 'Japan Times on Sunday,'  Dec. 25 , 2016.

 ぼくらはヨーロッパの住人じゃないから、どうしてもわからないのが、上記の「やたら高圧的なお役所仕事」という部分で、多くのイギリス国民がEUによる杓子定規で四角四面の規制を嫌ってEU離脱に投票したというのは、説明されてようやくなんとなくわかる程度。はた目にはオープン・ボーダーや単一市場など、恩恵のほうが多いように思えるのだが、それを可能にしている目に見えない規制を、ヨーロッパの人々が嫌いはじめているということか。

 たとえば、単一通貨がうまくいかないのは、たとえ通貨が単一でも、しょせん各国の国庫は独立しているので、そのすべてに網をかける財政政策が不可能だから。イギリスのEU離脱をあらわすBrexitという語の前に、ギリシャをユーロ圏から懲罰的に締め出すことをあらわすGrexitという語があった。ユーロの信用で起債して、ろくに仕事しない国民に50代から年金を払うような国は、会員権をはく奪していいんじゃないか、といった議論が、五年くらい前にはさかんになされていたように思う。それがいつの間にかそっちは聞かなくなり、気づいたらBrexitが問題になっていた。上記の記事ではっきり「ヨーロッパ・プロジェクトは破たん」と断定されているのを読んで、ああもうそういう受け止めでいいのか、そこまできているのか、とこれもなんだか背筋が寒くなる思いだ。

 年末に録りだめたCNNの録画などやっつけて過ごす。普段からうちにいるから、正月といってもとりたてて感慨があるわけでもない。ただ、ご飯は豪華だった。エビ、ホタテタコ、かまぼこ、ハム、ゆで卵などをならべてどんどんやっつける。いわゆるおせちじゃないけど、本州のようなおせち料理を並べられると、ぼくなんかはかえってとまどってしまうだろう。

 今日は郵便の来ない日で、明日また『ジャパン・タイムズ』日曜版が二日遅れくらいで来ると思う。

 禁欲的に英語とロシア語にしぼって総復習しているが、年が改まったので、こんなのができないか、とまたエスペラントの教科書などパラパラ見ている。出たばかりのころ買ったまま。大杉栄も二葉亭もやったエスペラント。ロマンス諸語がまったくできないぼくも、フランス語、イタリア語、スペイン語あたりからそうとうな語彙が採られているのを見て取ることができる。ぼくはこの言語とも何度かすれ違いを経験していて、エスペラントの勉強会をしないか、とさそってくれた女子がかつていた。そのころはロシア語、ドイツ語、英語で手いっぱいで、会は成立しなかった。ずっと本棚にあった『危険な言語』、どこへ行ったか。

 昨夜は眠れないなあと思いつつ、iPodゾンビーズの「テル・ハー・ノー」を聴き、このコードはどういう指の押さえ方になるのか、しきりに考えているうちに寝てしまった。やっぱ、基本の素養がさ、ジャズのような気がするのだけれど。

 

4時間で覚える地球語エスペラント CD付

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危険な言語―迫害のなかのエスペラント (1975年) (岩波新書)

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Tell Her No - The Zombies