トラヴェリン・マン~北海道弁としての米語
tallow noun[U] animal fat used for making candles,soap, etc.
vegan noun a person who does not eat any animal meat, milk or eggs. Some vegans do not use animal products such as silk or leather.
Oxford Advanced Learner's Dictionary
- 作者: Oup
- 出版社/メーカー: Oxford University Press
- 発売日: 2015/01/22
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「獣脂」、だそうな。イギリスの紙幣の印刷にこのtallowが使われているそうで、veganの団体が抗議していると『クエスト・ミーンズ・ビジネス』で報じられていた。veganは「極端な菜食主義者」と英和にあるが、動物性の製品を一切使わない主義の人たち。
『クエスト・ミーンズ・ビジネス』はCNNで朝6時くらいの放送で、録画しているが観ないで消してしまうことも多い。今日は見た。ドバイかどこかに駐在するジョン・デフテリオスの話がさっぱり分からないのは、産油国の石油産出量がどうしたこうしたというニュース自体がわからないから。晩方の番組でニーナ・ドス・サントスとマギー・レイクが大西洋をはさんで「そっちの株価はなんでそんなに下げてんのさあんた」とガンガンやりあうときも、さっぱりわからない。
ただ、アメリカ英語って、要は北海道弁だ。方言をしゃべってる意識がないから、どこでもその喋り方で通してしまう。昨今、東京の人たちが「~でしょ」を「~っしょ」と言うようになったのも、北海道の製鉄所から千葉あたりに異動になったおじさんたちの喋り方が若い人に広まったものだそうで。
ぼくは、本州に暮らしていた時は、そのことを警戒し、誰を相手の会話も「ですます」で通していた。大学院で北海道に戻ってきて、すっかり北海道弁にもどってしまったんだろうな。翌年、本州に遊びに行ったら「言葉、どうしちゃったんですか」と、ずっと年下の同級生らが驚いていた。
以前も書いたが、ピーター・バラカン氏は、ローリング・ストーンズの「ダイスを転がせ」は、何を唄っているのか半分もわからない、と言っていた。ブルーズのライヴ・レコーディングなどで、観客の喋りが入っていても、何言ってるのかわからない、といったことは、むかしむかし、高地明という評論家が書いていた。
ローリング・ストーンズの最新アルバムはブルーズのカヴァーだそうだけど、買う予定なし。随分以前に出た、ストーンズのカヴァー元のブルーズを集めたCD、あれをまた聴いてる。