夏祭り
最近重要性を増している「大きな物語」としては、民族のほかにも、たとえば「大衆」にかかわる史実の歴史があげられます。具体的には、大衆社会、大衆教育、大衆文化などです。
では、大衆とは誰のことでしょうか。大衆という存在がはじめて問題にされたのは、二十世紀初めのことでした。哲学者ホセ・オルテガによれば、大衆の特徴は「他の人々と同一であると感ずることに喜びを見出している」こと、「現在のあるがままの自分に満足していること」こと、そして権利だけを主張して責任をとろうとしないことあります[…]
- 作者: オルテガ・イガセット,Ortega y Gasset,神吉敬三
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
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The Revolt of the Masses (English Edition)
- 作者: Jose Ortega y Gasset
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他の人とは違う道を歩んでいるつもりの、しかし語学教育についてはあいかわらず紋切り型の正論をはみ出す議論をなかなかできないぼくは、大衆だろうか。それはさておき。
昨日夕方前ごろ、ちょっと早いが墓参りを済ませた。
先日のうちに、掃除には行ったのだ。親戚の分も含めて。と言ってもぼくはあまり戦力にならず、老母の手伝い。
昨日は、植込みの剪定のまねごとを老母がやったので、時間がかかったけれど、あまり周囲に墓参りの人もおらず、気兼ねなくやれた。きょう以降は混雑が予想され、そうもいかないだろう。お参りの人でいっぱいの墓地もあれはあれでいいものだが、とにかくこれで今年は済んだことにさせてもらった。
何年前だろう、中村雅俊「盆帰り」をここで取り上げたことがあった。でも今日は、ホワイトベリーのこれ↓を貼っておこう。ヒットした何年も後になっても、姪たちが喜んでうちにあったCDを聴いていた。