俺にはブルーズを歌う権利なんかない

どこにも所属を持たず仕事/勉強/読書を続けています。2008年、音楽についてメモ代わりに書くためにこのブログを始めました。

蜘蛛の糸~経歴詐称について思う二、三の事柄


蜘蛛の糸(筋肉少女帯)カバー

 けっしてTV 中心の生活はしていないつもり…いや、べつにTV中心の生活をしていたって悪くはないのだが。

 有名なコメンテーターの学歴詐称のニュースは、もう古いのか。あれは『太陽がいっぱい』だ、いやそうじゃなく『華麗なるギャツビー』だ、といった議論を目にしたけれど、たしかにギャツビーこと貧しい青年であるギャッツが自らに課した、何時に体操、何時にためになる本や雑誌を読む、週いくら貯金する、といった涙ぐましい努力の日々を思い起こして、でもそれじゃのし上がれなくて、やがてきたないことに手を染めて、偽名を名乗り…ってあれが確かに重なって見えて、なるほどなあ。あれは原文で読んで泣いた泣いた。

 と思うと同時に、札幌のヒップホップユニット、ザ・ブルーハーブの「路上」ってあったじゃないですか。下積みの麻薬の売人がボスの金を狙って苦境を脱出しようという。あんなのを思い出したりもしたなあ。振り切ったかに見えたカルマが、追いかけてくる、って、まんまそうじゃないかと思ったり。

 あと、それをいうなら筋肉少女帯の「蜘蛛の糸」ってのも昔あって、というのを思い出した。CD持ってたはずだけど、売っちまったか。

 

 

The Great Gatsby (Wisehouse Classics Edition)

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グレート・ギャツビー (村上春樹翻訳ライブラリー)

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The Great Gatsby

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蜘蛛の糸・杜子春 (新潮文庫)

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くもの糸・杜子春(新装版)-芥川龍之介短編集- (講談社青い鳥文庫)

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