俺にはブルーズを歌う権利なんかない

どこにも所属を持たず仕事/勉強/読書を続けています。2008年、音楽についてメモ代わりに書くためにこのブログを始めました。

How To Do A Cockney Accent

 Mrs Durbeyfield habitually spoke the dialect; her daughter, who had passed the Sixth Standard in the National School under a London-trained mistress, spoke two languages; the dialect at home, more or less; ordinary English abroad and to persons of quality.

 

Story of English

Story of English

 

 

 

The Story of English

The Story of English

 

  もう30年くらい前の本なんだね。12年くらい前、札幌の紀伊國屋で買ったので、そのくらいの頃の本かと思ってましたが。昨日ちらちら読んでましたが、内容はずいぶんのんびりしているというか、世紀の変わり目よりもっと前に書かれた感じが確かにします。テロリストの言語としての英語、という記述もちらりとありますが、とても今日の状況を予見できているとは言えない。ふたつ目の大学で、これを教科書化したのを読んだような気がしてきました。

 標準的な英語と「方言 dialect」、ふたつの言語を話していた、という『テス』の一節。この『英語の物語』では、「方言 dialect」ではなく、「変種 variety」という語を用いるようにしている、と断り書きもあります。そのことが逆に、「方言 dialect」には、都会と田舎だけでなく、貴賤、貧富、階級…といったものとの強いつながりがあることを示します。

 ともあれ440ページある本で、まあ最後まで読んでるひまはないな。

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