俺にはブルーズを歌う権利なんかない

どこにも所属を持たず仕事/勉強/読書を続けています。2008年、音楽についてメモ代わりに書くためにこのブログを始めました。

京都慕情

 さて、四月に揃ってスタートする外国語の学習は秋になり、冬になるにつれ、そのテンポに乱れが出てくる。フランス語やスペイン語では柿の実が色づく頃には初歩の文法が終り、易しい読物が読めるのに、ドイツ語ではまだ文法が続いており、そのドイツ語が読物に取り組んだとき、ロシア語はまだ文法が終わっていない。このことはロシア語が難しく、スペイン語が易しいということではない。何語であれ一つの外国語をきちんと習得することは容易ではなく、極端にいえば一生の仕事である[…]

 

注文の多い言語学

注文の多い言語学

 

  京都に行って来た。

 おいおい書くけど、よっぽど田舎風のおじさんに見えたんだろう。今日、帰りの便に乗るため関西空港で保安検査を済ませて、搭乗口で待つあいだスターバックスへ寄ったのだ。でもスタバなんてもう何年も入ったことがないのでメニューも忘れている。サイズもたしか「トール」とかそんな言い方だがちっとも思い出せない。そこで、正直に「冷たいコーヒーの中くらいのやつをください」と言ったら、女子の店員さん、嫌がらずに笑って応対してくれた。

 行きの日も、京都に夜の十時に着いて、JRの改札を出たら京都タワーが目の前にある。でもホテルは京都タワーとは駅をはさんで反対側なのだ。そこで、飲み会帰りのお勤めの方々の集団に「反対側へ行くにはどうしたらいいですか」と訊いたら、上へあがって渡ればいいですよ、と。「ありがとうございました」と言って別れたけれど、彼らが「ずいぶんレトロなおっちゃんや」的なことを語り合っているのがちょっと聞こえた。

 研究会は、このSurfaceの画面をプロジェクターに映すためには変換コネクターみたいなアレ(名前が出てこない)が必要なのをすっかり忘れて、必要なものをホテルに置き忘れるという失態。しかし、主催者の先生がたの対応は冷静かつ臨機応変で、何とか形はついた。たくさんの人々の厚意と熱意のおかげで、夢のような修学旅行だった。


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