ほんとうの、本物の夏休みへ向けて
日露戦争が終わってから一〇年くらいして、第一次世界大戦が起きます。おもにヨーロッパが戦場だったのですが、ドイツもフランスもロシアもイギリスも、戦争を始めたらすぐ片がつくと思って始めた。しかし、じっさいは戦争の内容が変わってしまって、勇敢さとか兵隊のがんばりと関係なく、科学が発達してしまって、機関銃や戦車や潜水艦や毒ガスや巨大な大砲などがどんどん出てきた。燃料や弾丸や新兵器を工場でつくって、前線にもっていって、その補給が続いたほうが勝つ。 離れたところからの撃ちあいだと、もう人間が勇敢に突っ込んでも埒があかないわけですよね。[…]
片山杜秀の本(5)線量計と機関銃──ラジオ・カタヤマ【震災篇】
- 作者: 片山杜秀
- 出版社/メーカー: アルテスパブリッシング
- 発売日: 2012/07/24
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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当地はまた明日はちょっと暑いかもしれないが、今日なんか午前中は寒いくらいだったような気がする。午後、「暑いね」と言っている人たちの声を耳にしたが、長袖にジャケットを着ているとたしかに暑く、ジャケットを脱いで袖をまくった、それくらいの気温だ。
研究会に参加する予定があるが、どうも準備が進まない。進まない、というのは、新たに読まなければならない原書は出張が近づくにつれて手につかなくなってくるからで、気持ちの余裕がなさすぎる。終わったらあれもしようこれもしようと考えるが、それまでに準備としてできることはもうたかが知れていて、なまじ付け焼刃の知識を持って行かない方がいいような気さえする。
もちろん、これは消極的すぎる姿勢なので、明日からまたやれることをいろいろ考えよう。原書一冊というのも無理ではない。要はやる気。ほかのことが面白く思えて、集中できていない。
あと、ハンドアウトづくりというのもやらないといけない。草案みたいなのは主催者に送ったが、考えたらそれっきりになっている。今日はもう寝る時間なので、明日から。
ほんとうの、本物の、夏休み。研究会が終わったら、ゆっくり考えよう。そのころはもう秋の入り口に近いかもしれないが、当地にも、いくらかの盛夏は残っているだろう。