図書館の本は半分しかコピーしてはいけない件~パソコンの買い替え時のことなど
もう一つの手は、国立国会図書館に行くんです。あそこで『経済学方法論』の半分まではコピーが取れます。でも、ここは発言に注意しないといけないところです。違法な行為は、いっさい薦められないわけ。二分の一のコピーが許されているのであれば、二回行けば全てのページをコピーできるはずなんですが、いいですか、念を押しておきますけど、それはしてはいけません(会場笑)。
このあと、そうは言っても会場に来ている人たちはすでにコミュニティをなしているので、複数人数でコピーを取りに行く方法もあることを暗に示す。違法なことはするな、しかしうまくやれ、と。『経済学方法論』とあるのは、宇野弘蔵の著書。
それは置いておいて、ぼくも研究滞在のとき、図書の責任者から、本を一冊丸ごとコピーしてはいけないことになっているという説明は聞かされた(注記:ただしこれは記憶違いの可能性あり。別のどこかで聞いたのかもしれない)。で、それもあるし、分厚い原書を何冊も丸ごとコピーしたりスキャンしたりというのは肉体的にも重労働なので、論文集などで目当てのものがどれかわかっている場合は、その部分だけ取ってくる。ただ、必要個所があらかじめわかっている場合ばかりじゃないので、半分しかコピーできないというのは、場合によってはやはりひどく困るのだった。
せめて近くに住んでいれば、複数に分けて見に行かせてもらうことがひょっとしたら可能かもしれないが、へき地暮らしだとそうもいかない。先日の札幌行きは自腹で、JRの窓口の人が、ぼくが往復割引じゃない方法で乗車券を取ったのに気づいて、わざわざそれを一回キャンセルして取り直してくれた。けれど、それでも痛い出費だ。
ただ、ノートに筆写するしか資料を持ち帰るすべがなかった時代に比べれば、なんともぜいたくで甘ったれた話だろう。一昨年からこの冬にかけて持ち帰ったコピーだけでも、一生かけても読み切れないかもしれない。せっせと読まなくてはならない。
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へき地暮らしでもなんとかなっているのは、パソコンのおかげかもしれなくて、そのために5年前、職場にいた時から使っていたレッツノートが動かなくなったとき、デスクトップ機を買ったのだった。電器店で、持ち歩く用途がないのでしたらレッツノートはムダな投資ですよ、デスクトップの方がいいのではないでしょうか、とすすめられた。画面は大きいし、CPUは速いし、アメリカの大学の講義の動画なんかも快適に観られる。テレビの機能もついていてうれしかったが、そっちの機能は二年くらい前、ダメになってしまった。
すでに5年使って、ときどき動作が不安な時があるけれど、これと同等のものはもう買えないだろう。今度これが駄目になったら、前の半分くらいの予算でなんとかするしかない。あるいは、Surface Pro 3のみでしばらく我慢するか。こっちを大きなディスプレイにつなぐのは、まだ試していない。
大学の教員もいまは事務能力に長けた人が多くて、パソコンのことも専門家のように詳しいだろう。潤沢な予算を狙って事務機器屋さんが絶えず出入りしているから、新製品のこともよく知っている。そういう環境からは切り離されて、それでも研究なり勉強を続けるのは、しんどいといえばしんどいが、できる範囲で続けるしかない。物欲しげにひとに訊いて回ることをもはやしたくない身としては、動画サイトのたぐいは非常に貴重な情報源だ。
で、マックでWindowsも立ち上げられる方法というのが、ここ7,8年マックをいじっていない自分には不思議でしょうがないんだけれど、↓あとでゆっくり観よう。ちょっとくせのある英語だ。
How to dual boot macOS Sierra and Windows 10 on PC
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