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俺にはブルーズを歌う権利なんかない

どこにも所属を持たず仕事/勉強/読書を続けています。2008年、音楽についてメモ代わりに書くためにこのブログを始めました。

エンドレス・バレンタイン~一個人の恣意・裁量に左右されないものとしてのアメリカ的な法を垣間見る二月

In Bagdhad, the Iraqi waiting for a visa recalled how U.S. soldiers had laughed at his concerns, telling him the United States is too big a democracy to be changed on "the decision of one person like Trump," he said. But he now wonders if the soldiers were right.

 新聞を散逸させないうちに、急いで引いておこう。『ジャパン・タイムズ』日曜版1月29日号の”Trump's refugee order dashes hopes of Iraqis who aided U.S."という記事の一節。

 これはなかなか重要な記事で、イラク人の通訳者が米軍の協力者と見なされて命を狙われ、米国行きを希望している、というところに垣間見える「通訳」という職業の政治性について深く考えさせられるが、そのことは置いておく。

 ここに引いたのは、アメリカの民主主義はトランプのような奴ひとりでどうにかできないほど大きなものなのさ、だから心配するなって、という米軍兵士の言葉。それをひっくり返したのがまさに新大統領の大統領令だったわけだが、司法がそれに待ったをかけたというのは先週来報じられている通りだ。

 で、同じ『ジャパン・タイムズ』日曜版2月5日付けの記事"Judge temporarily blocks Trump's immigration ban"から、ワシントン州司法長官ボブ・ファーガスンのことば。

"The law is a powerful thing - it has the ability to hold everybody accountable to it, and that includes the president of the United States."

 法というものは強力なもので、それにあずかる万人を拘束する、それはアメリカ大統領をも含む、というもので、上に引いた、アメリカ軍兵士らの一見ややナイーヴな民主主義観が、まんざらナイーヴでもなく、したたかな実質を有していることがわかる。大統領令の効力は停止され、禁止対象国からの入国がじっさい可能になっている以上、アメリカの三権分立は、決して絵に描いた餅ではない。

 ええいこれも引いておこう。同じ2月5日付の"Labor markets shows promise"という記事。

Friday's figures also represent a final report card on Obama. The ecomomy added jobs for a record 76 straight months - or nearly 6½ years- and gained 11.5 million jobs during his two terms in the White House. That puts Obama fourth in job-creation among the 12 presidents who have served since World War II, according to Hamilton Place Strategies, a consulting firm.

 オバマが受け取った最後の通知表。76カ月連続で雇用を増やし、1150万の職を創出し、これは第二次大戦以後の12人の大統領のうち4番目、という。経済運営はみずものだから、どこまでがオバマの手腕によるかは、もちろんようわからんという話ではある。しかし素晴らしいんじゃないかこの数字。キツい外交や戦争はあんまり得意そうじゃなかったからね。

  二月逃げる、というほどあっという間とも思わないが、もう11日だ。また土曜が来て、ラジコで文化放送の『ミスDJリクエストパレード』。ハッとするような懐かしい曲が次々。リクエストは読まれないが、楽しかった。


EPO エンドレス・バレンタイン