紫のハイウェイ~ジャパンタイムズの暴走族記事
暴走族が減り、その文化が下火になり、ライバルとの抗争よりグループ内の弱い者いじめが主流になり…という記事。なんか、来るなあ…と思いつつ、これは日刊のジャパンタイムズの記事なんだな。日曜版は今日届いて、読んでるけど、日刊のほう、一度とってみたいなあ。やはり、数日遅れの配達なのだろうか。
たしか日本の暴走族については、↓以下の本を買って持っているのだけれど、どこ行ったか。また、カナダかどこかにGodspeed You Black Emperorというバンドがいたと思うが、これは日本の暴走族ドキュメンタリー映画から取られたんだろうか。
「暴走族」は最初に入った大学の英語の教科書にも出ていて、直訳するとmad running tribeだが、グループで公道を走り迷惑をかける若者たち、といった説明がなされていたはずだ。アメリカではhot rodsと言ったりする、というのはどこで知ったんだろうか。エディ&ホット・ロッズなんてバンドがあったからか。それと、紡木たく、忘れちゃいかんよなあ。
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クールスは、中学のころ、知らなかった。高校に入ったら、クールスというすごいバンドがいる、と言って数人の友達が「オンマベビィ」と奇声を上げて「紫のハイウエイ」を唄っていた。で、テープを貸してもらって聴いたけれど、よくわからなくて、返したんだ。「どうだった?」「いやあ…」「なんだ、よくなかったか」という会話をしていたら、もう一人のクラスの同級生が、「ハードロックだと思ったんだべ」と言って笑っていた。
あのころから、ずっと続けている英語の読解は、こんにちでもまあなんとかなっている。暴走族に入ったことなどないが、高2のころ、何か雑誌で特集があって、夢中になって読んだことがあった。それが残っているのだ自分の中で。このブログにもずっと以前、オレたち、学会へ出てきても、いつも同じメンツで飲んでて、田舎の暴走族じゃないか、といった話を書いた記憶があるけど、あの時はT大のまだ院生だった某君が、「まあ、お互い暴走族には違いないわけで」とおかしな賛意を示していた。
読書会・研究会を暴走族に例えるような不謹慎はつつしみたいが、横文字を読んでいて、ある閾値を超えて疾走している感じが味わるときがある。それでも英語なりロシア語なりの話者の読解力の、何分の一か。かわいいもんだ。
上記のジャパンタイムズの記事が、何か、来る、というのは、何が来るかというと、70年代や80年代の匂い。ただ自由になりたかった、あのころ。しかしぼくはバイクには乗れない。語学の勉強をずっと続けてきた、その先に自由がある気がして、というのは、ぼくのばあい、要は形を変えて続く80年代なのだ。
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