俺にはブルーズを歌う権利なんかない

どこにも所属を持たず仕事/勉強/読書を続けています。2008年、音楽についてメモ代わりに書くためにこのブログを始めました。

夕方フレンド/君に友だちはいらない

  どのような人を引き寄せるか、どんな人が自分に対して関心を抱くかは、その人自身の人生の反映であり、「まわりにロクなやつがいない」というのは、鏡に向かって悪口を言うのに等しい 。自分の行動、態度を変えれば、まわりに集まってくる人も変わってくる。自分の置かれている環境は、少なからず自分が過去にしてきた意思決定の反映なのだ。

 

君に友だちはいらない

君に友だちはいらない

 

  まだ読んでないが、以上の一節が目に飛び込む。傷をなめ合う、愚痴を言いあう、そんな友達ごっこはやめにしないか、という本で、それはその通りだと思うよ。この人とはもうこれまでだな、と感じて友人としだいに疎遠になるということは、よくあることだ。

 若い人は、成長する。そうでなくてはウソだ。それを縛り付けて、いつまでも内輪の遊びに付き合わせようとするやつとは訣別してよい。みんなそうして、学会で基調報告を任されるような位置に這い上がってゆく。

 這い上がれなかった部類であるぼくも、ただ暇をこいているわけではなく、やるべきことはたくさんある。空費された月日を嘆いている暇はなく、その暇があれば一ページでも原書を読みたい。

 ぼくは根が道楽者だから…という留保も、今日はしないでおく。たまさか自己弁護的な韜晦を強いられる苦しい立場に、ずっと自分はいた。しかし、道楽は道楽として、趣味は趣味として、それとは別にちゃんと自分の強みを明確に打ち出すことが必要ではないか。

 他人とは、淡い交わり・浅い付き合いでよい。賢い人は、子供のころからそれを知っている。それにしても、ダディ竹千代。懐かしいな。


夕方フレンド ダディ竹千代&東京おとぼけキャッツ