俺にはブルーズを歌う権利なんかない

どこにも所属を持たず仕事/勉強/読書を続けています。2008年、音楽についてメモ代わりに書くためにこのブログを始めました。

めぐりあい~冬学期、雪の便り

 

日本と日本人に深い関係があるババ・ターニャの物語

日本と日本人に深い関係があるババ・ターニャの物語

 

  思い出したというか、ウィキですぐ調べがつくのだが、「目覚めた時には晴れていた」は『二丁目の未亡人は、やせダンプと呼ばれるすごい子連れママ』の主題歌だった。このやたら長いタイトルで、なにやら斬新なドラマとして前宣伝されて、それを真に受けて観たけれど、ドラマの内容は今一つ憶えていない。浅丘ルリ子主演で、従来のドラマとは違いながら、当時若者に流行していたフォークソングの世界観に半分おもねったような通俗的な甘ったるさのある、そんなドラマだったような気もする。これは日本テレビ系のドラマで、その後、『五丁目に咲いた恋は、絶対結ばれないと人々はうわさした』から第10弾の『魔女と呼ばれる占い師は自己革命を夢みてた』までが製作されたそうで、あのぶっ飛んでいてどこか自己陶酔的な70年代があるいはこの世界のどこかではずっと続いているのかもしれず、上掲の書物の長々しいタイトルもまた(この書物が自己陶酔的とは言わないが)、あのドラマのやたら長いタイトルと、そのどこか情緒的な世界観に、めぐりめぐって影響されているのではないか。

 明日は四時起き。あいにくまた低気圧。各地の初雪のニュースをやっていた。条件の悪い北海道の地方で人文系の(いやな言葉だ)学問をするということの意義を、かみしめる。


めぐりあい 朝倉理恵