太陽の下の18歳
恐らく、グーグルあたりが、そのうち自動翻訳の高度なソフトを出してくると思います。例えば、日本語をしゃべると自動的に英語になるとか、英語をしゃべると自動的に日本語にするとかのソフトです。一部ですでに実用化されています。ただ、トレーニング・ジムというか、脳を鍛えるという意味で、多言語学習をされる方がいなくなることはないと思います。
たしか『エコノミスト』誌が、2050年には完璧な自動翻訳が現れて、外国語学習は時代遅れのものになる、といったことを予測したことがあると思うけれど、その時ぼくも、ここに書かれているのと同様のことを考えた。
茂木氏は、むかしは飛脚とか実用的な意味があったけれども、それがクルマにとってかわられた今でも、トレーニングとしてランニングやウォーキングをする人はいなくならない、と言う意味でいっている。何より、優秀な科学者や研究者らが、国際学会などで、わざわざ機械翻訳を通じて話し合いをするというのも、ちょっと考えられない。やはり自分が直接、相手の発言を聞いて話さないと研究にならないだろう。
ただ、そう考えたくなるというのは、せっかくこの歳まで努力して身につけた外国語の知識が、そんなことで陳腐化するんじゃたまらない、という我が身かわいさが自分にないとは言わない。だから、茂木氏が上記のようなことを書いているのは、ある意味安心させられた。
それにしても茂木氏…鈴木慶一氏↓の風貌を思い出す。
北海道は交通インフラがずたずただが、道東自動車道は開通したという。