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俺にはブルーズを歌う権利なんかない

どこにも所属を持たず仕事/勉強/読書を続けています。2008年、音楽についてメモ代わりに書くためにこのブログを始めました。

青春のいじわる

  七月のはじめ、札幌へ行った。

 研究報告(のようなもの)を終えてあとは帰るだけとほっとしていたのだけれど、お誘いを受けて懇親会の最初のほうにも顔を出した。

 懇親会の店まではすぐそこだったけれど、ちょうどその時間、どしゃ降りになってしまって。ぼくはホテルのフロントから借りてきたビニール傘を持っていたが、ぼくの前に報告をしたTくんが傘を持っていなかったので、入れてあげた。

 Tくんはカバンに原書とK社の辞書を入れていて、それがずぶぬれになるのを心配していたので、ぼくは傘をほとんどTくんのほうにさして歩いた。ぼくのリュックはイタリア製の丈夫なやつで、あれくらいの雨はどうということはない。

 TくんのK社の辞書を見て、Iさんが「まだそれ使ってるの」と言った。彼ぐらいロシア語の語彙が豊富なら辞書はいらないだろうが。というか、新しい語彙はあれでは太刀打ちできないよって話だったか。ともあれ、Tくんとロシア語検定の話をしながら歩いた。いまじゃ俺ら、あれ受かるかなって。

 ただそれだけだが、それだけでも行ってよかった。ことし一番か二番の思い出。

 夏はあと数日で終わりそうな気がする。また菊池桃子、貼っておく。


菊池桃子 青春のいじわる