サマー・レイン
A We ate a chicken.
B We ate chicken.
上の二つの文を比較して、
意味の違いを考えてみましょう。
やり直し教養講座 英文法、ネイティブが教えるとこうなります (NHK出版新書 346)
- 作者: デイビッド・セイン,森田修
- 出版社/メーカー: NHK出版
- 発売日: 2011/04/07
- メディア: 新書
- 購入: 3人 クリック: 23回
- この商品を含むブログ (8件) を見る
2つの文は、見た目上は冠詞の「a」があるかないかの違いしかありませんが、実は意味が大きく異なっています。Aの文は「鶏を1羽まるごと食べた」という意味で、鶏肉の丸焼きにかぶりつくようなワイルドなイメージ。これを聞いたネイティブは「ずいぶんよく食べる人だなあ」という印象を持ってしまうかもしれません。
これに対して、Bは単に「鶏肉を食べた」という意味です。唐揚げかもしれませんし、チキンソテーかもしれません。[…]
これは、同じことが、たしかマーク・ピーターセン氏の『日本人の英語』で取り上げられていた記憶があって、記憶がある、というのは、あちこちの塾、大学で英語、ロシア語の教壇に立つたびに、ここぞというところでこのネタを披露していたから。
a がつくと鶏を丸ごと食べて口の周りを血まみれにしている感じ、とピーターセン氏の本にあった気がするのだが、いかんせん現物が今出て来ず、記憶に頼って書いている。
ただ、いつだかアメリカで出ている英文法の練習問題集を見ていたら、「鶏肉」の意味だけれどa chickenとなっている例文があって、挿し絵を見たら頭だけはねて食肉に処理した一羽丸ごとのトリ肉が肉屋の店頭に並んでいるイラストだったので、それはすごくはっきり覚えているんだよなあ。
北海道も暑いが、暑いと言ったって35度になんかなりゃしないし、30度くらいの暑さが8月の7日、8日くらいまでも続くだろうか。それを過ぎたら当地は秋なんだよ。つかのま、短パンで外の椅子に座ったり、昼から風呂の水を浴びたり。