サマータイム・ブルース~ハマリ役ということについて
メモ代わりに。
老母によると、深夜(本日未明)、『トットてれび』の第一回の再放送をしていたらしい。満島ひかり演ずる黒柳徹子が、NHKに女優として採用されるも、通行人役さえ満足に務まらず…と老母が言うので、「笠置シヅ子出てた?」と訊いたら、出ていたという。中納良恵が「買い物ブギ」を完コピした回。見たかったなあ。
二回目以降は観ていて、以前も書いたけれど、渥美清を中村獅童が演じ、E・H・エリックをパックンが演じ…というキャスティングの妙がすばらしい。
こういうことは、よくできたドラマにはよくあることで、美空ひばりの生涯を描いたドラマで、陣内孝則が小林旭を演じる、ということがかつてあったと思う。映画『バスキア』でアンディ・ウオーホルを演じたのがデヴィッド・ボウイだったりしたこともあった。夏目雅子の伝記ドラマを仲間由紀江がやったりもあったよな。
何の映画だったろう(『小説吉田学校』だったか)、竹脇無我が佐藤栄作の役をやったときも、ほおが垂れている感じがそっくりで、ほとほと感心した。で、竹脇無我といえば『大岡越前』での榊原伊織なのだが、数年前からNHKのBSでやっているリメイク版の『大岡越前』では勝村政信がやっていて、なるほど無我さんと面立ちが似ていて、おおっ!となった。
飛行機事故で早世したロックンローラー、リッチ―・ヴァレンスを描いた『ラ・バンバ』では、ブライアン・セッツアーがエディ・コクランを演じ、これ以上ないだろう、というカッコよさだったこともあったっけ。「サマータイム・ブルース」、バッチリだった。
あの『ラ・バンバ』のVHS、他の映画とともに、引越しのとき、たぶん処分してしまった。引っ越し作業が難航を極め、「この辺、もういいや」という気分だったけど、早まったことをしたと思う。映画を見ない自分にとってはほんとうに数少ない、すごく好きな映画だった。もったいないことをした。
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