俺にはブルーズを歌う権利なんかない

どこにも所属を持たず仕事/勉強/読書を続けています。2008年、音楽についてメモ代わりに書くためにこのブログを始めました。

Pop Muzik


M - Pop Muzik 1979

 「M」ことロビン・スコットの「ポップ・ミューヂック」。シングル盤も持っているが、今日、ふるもの屋に行ったら300円ちょっとでLPが置いてあったので、買ってきた。

 「タイム・スリップ」というのはSF・幻想文学の中でしかありえない現象だろうけど、忘れていた過去の遺物がひょっこりすがたをあらわす、ということは日常的に別に珍しいことじゃない。「ポップ・ミューヂック」も1979年に現れたいわば近未来音楽の風味があって、その近未来ぶりが日本ではつかの間のテクノ・ポップの流行という形であっという間に消費されて古臭いものになっていった経緯なんぞもあって、ふだんもう忘れられているけれど、感慨深いんだなあ。

 あのころ、せめて今くらいの語学力があれば…って、この話はもういいやね。きっと経済学史とかに半端な形でかかわることになって、それはそれで本意な人生だったかどうかは、今となってはもう何とも言えない。

 明日から少し寒いんだね。でも、毎日が真冬日という〈宿命としての冬〉については、せめて半年くらいは忘れていたいもんだ。

 

Soul of Modern Economic Man: Ideas of Self-interest - Thomas Hobbes to Adam Smith

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