俺にはブルーズを歌う権利なんかない

どこにも所属を持たず仕事/勉強/読書を続けています。2008年、音楽についてメモ代わりに書くためにこのブログを始めました。

Everyday I Write The Book

 いつか是非、出さんと思う本のこと、

表紙のことなど、

 妻に語れる

 

悲しき玩具

悲しき玩具

 

 

 

一握の砂・悲しき玩具―石川啄木歌集 (新潮文庫)

一握の砂・悲しき玩具―石川啄木歌集 (新潮文庫)

 
悲しき玩具 (280円文庫)

悲しき玩具 (280円文庫)

 
石川啄木直筆ノート悲しき玩具 (1974年)

石川啄木直筆ノート悲しき玩具 (1974年)

 
一握の砂/悲しき玩具 (岩波少年文庫 540)

一握の砂/悲しき玩具 (岩波少年文庫 540)

 
一握の砂・悲しき玩具―石川啄木歌集―

一握の砂・悲しき玩具―石川啄木歌集―

 

  石川啄木のことは、金田一春彦先生が自伝に書いておられましたですね。

 父君の金田一京助先生が友誼に厚い人で、奥さんの着物を質に入れ、自分の家庭が貧乏するのを顧みず啄木を援助したのは有名な話。その代り子供たちは貧苦を味わい、春彦先生、学校で石川五右衛門という大泥棒のことを習ったとき、啄木というのはその弟かと思ったとか。

 でも、そういう善良さって、まわりまわって報われることも少なくないんですね。死後、啄木の文名が上がるにつれ、京助先生も「啄木といえば金田一」とまで言われるくらい、啄木の文学の解説者として駆り出されたそう。

 春彦先生にお会いしたことはもちろんありませんが、そのご令息とは一度ごあいさつをしたことがあって、その穏やかで控えめなお人柄が今でも印象に残っています。

 

わが青春の記

わが青春の記

 

 


Everyday I Write the Book - Elvis Costello & The ...