俺にはブルーズを歌う権利なんかない

どこにも所属を持たず仕事/勉強/読書を続けています。2008年、音楽についてメモ代わりに書くためにこのブログを始めました。

Our Day Will Come

 

 わたしがしばしば訪れる洋書店は、丸の内の丸善八重洲ブックセンター、新宿の紀伊国屋、横浜の有隣堂、表参道の嶋田書店、渋谷・東急文化村の中にあるナディッフモダン、それに神田神保町の古書店、北沢書店も好きだ。一番のお気に入りだった銀座のイエナが二〇〇二年一月に閉店となり、本当にがっかりした。青山ブックセンターも一時、閉鎖されたが嬉しいことに再開した。その六本木店は明け方まで開いていて、[…]

 

英語となかよくなれる本 (文春文庫)

英語となかよくなれる本 (文春文庫)

 

  ぼくは東京に暮らしたことがなく、東京の洋書店文化を知りません。仕事で上京する機会があった時に何軒かのそういうお店に立ち寄りましたが、学校や下宿から思い立ったらすぐ洋書店に行ける、という学生生活をしてきたやつらにゃ、かないっこないや、などとも。

 今はネット通販でどんな洋書でもたいてい手に入ってしまうので、だいぶ様子が違うでしょうが、書店の棚に並んだ洋書って、やはり独特のエロスというか、かきたてるものがありますからね。

 あと、店頭で、名のみ知る偉い先生とすれ違い、といった経験。ロシア語書店に何度か通ったけれどついぞそんな経験もなし。

 札幌の紀伊国屋は、駅の西に移ってきたとき、けっこうな広さの洋書売り場がありましたが、ある時行ったら、場所が変わり、すっかり縮小していましたね。やっぱ札幌くらいじゃ、店頭で英語の本なんか買う人、少ないんだな…と思ったり。

 大学院受験で真冬の札幌へ降り立った日、ホテルの隣が古書店で、そこでジーン・リースの"Good Morning, Midnight"を買ったのを強烈に覚えています。今から10年くらい前の夏休みに読んでみたら、設定みたいなものがよくわからなかったけれど、そうやって買い集めた雑多な和洋の本の構成する小宇宙が、いまの我が家。

 

 

Modern Classics Good Morning Midnight (Penguin Modern Classics)

Modern Classics Good Morning Midnight (Penguin Modern Classics)

 

 

 


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