俺にはブルーズを歌う権利なんかない

どこにも所属を持たず仕事/勉強/読書を続けています。2008年、音楽についてメモ代わりに書くためにこのブログを始めました。

スリル・イズ・ゴーン

  ブルーズとジャズの関係を話してください。わたくしは、有名なブルーズ・ギタリストでヴォーカリストであるB・B・キングに質問したことがあります。キングは、それなら簡単だと、次のように答えました。

「ブルーズは、ジャズのおじさんのようなものだ。そしてブルーズが、すべてのポピュラー音楽の父親だといっていい。ブルーズは、労働の苦しさ、恋、人間が持ちうるすべてのエモーションを歌う。率直に。好きなら好き。辛いなら辛い。ことばやリズムで、エモーションを飾ることがない。だからいつの時代でも、人の心をゆさぶるんだ」

 

 

ジャズに生きた女たち (平凡社新書)

ジャズに生きた女たち (平凡社新書)

 

  このところ、たくさんの訃報。ベンE・キングについでB・B・キングも。今日ふと、上掲の本を開いたら、上の一節が目に飛び込んできました。

 ぼくが高校大学のころは、一時のブルーズ人気の反動なのか、B・Bの過大評価を戒める音楽記事が多く、だから何となく、あんまり聴かずに過ごした、そんな気が。ラジオでも、B・Bを大々的に流すとか、そんな番組、あんまりなかったのでは。

 アナログ盤は一枚持っているから、札幌から帰ってきたら、あれを探してひと夏聴くのもいいだろうか。

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 本、電子辞書、タブレット、パソコン入れたらリュックの重いこと。当たり前か。でも別に手提げを持っていくんじゃリュックの意味ないんだなこれが。

 


B. B. King - The Thrill Is Gone (Live at Montreux ...