俺にはブルーズを歌う権利なんかない

どこにも所属を持たず仕事/勉強/読書を続けています。2008年、音楽についてメモ代わりに書くためにこのブログを始めました。

ジス・ボーイ

ノルマン人の征服やアメリカ独立戦争について、歴史家は、この事件が実際に起こらざるを得なかったかのように、また、何が起こったか、なぜ起こったか、それをただ説明するのが歴史家の仕事であるかのように筆を進めております。この場合は歴史家が決定論者であるとか、ウィリアム征服王やアメリカ叛乱者たちが敗北したかも知れぬとかいう別の可能性を論じていないとかいって、歴史家を糾弾する人はおりません。ところが、私は──歴史家に相応しい唯一の方法──全くこの通りの方法で一九一七年のロシア革命について書いているのですが、批評家たちから、私は起こった事件を暗に起こらざるを得なかったものとして描いている、起こったかもしれぬ他の一切の事実の検討を怠っているという攻撃を加えられております。

 

歴史とは何か (岩波新書)

歴史とは何か (岩波新書)

 

  今朝も四時起き。道半ば。

 ビートルズ『パスト・マスターズVol.1』をくりかえし聴きました。

 かつて買い求めてそのままでした。あのころ、これを聴きとおす余裕すらなかったですもんね。「ジス・ボーイ」がしみる。この曲なんかに垣間見える、地に足の着いた実直さが、あんがいビートルズの魅力なんじゃないですか。

 

 


This boy - The Beatles (cover) - YouTube

 

 

パスト・マスターズ vol.1&2

パスト・マスターズ vol.1&2

 

 

 

ザ・ビートルズ / パスト・マスターズ ( CD2枚組 ) TBCD-005

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