嘘は罪
他人の率直さに救われる、ということがよくありました。あの本、読んだんですか、ぼくまだ読んでません、という何げないやり取りにふと打たれる、という。ウソ、とは言わないが、毎晩酔っ払って、知ったかぶりと空威張りの応酬に明け暮れていたころ。
憂歌団がハードコアなブルーズの忠実な再現者であるにとどまっていたとしたら、好きは好きだが、もう大好き、というほどでもなかったでしょう。これはブルーズ、これはジャズ、というカテゴライゼーションを軽々と越え、ひょうひょとした「嘘は罪」の日本語カバーなんかやってるからこそ、この人たちの残した音、時代を超えて清新。
もっとも、石川ひとみさんの歌の歌詞にたしか「嘘は罪じゃない」という一節があり、ソッチも興味深いですな。嘘は罪/罪じゃない/罪でもいい、論理学と倫理学を動員して、頭ぐっちゃぐちゃになるまで考え抜いたら面白いかも。
**************
どうでもいいのですがリュックを購入。実物を見て決めようとイオンへ行き、パソコン用の中仕切りのついているのを買いました。家にある秀岳荘のリュックにはパソコンを入れて持ち運ぶ気になれず。今使ってるパソコン用の手提げかばんもだいぶくたびれてきたので、これは何年に一度かの出費。
うそとパラドックス―ゲーデル論理学への道 (講談社現代新書)
- 作者: 内井惣七
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 1987/12
- メディア: 新書
- 購入: 1人 クリック: 5回
- この商品を含むブログ (4件) を見る