ボ・ディドリー
野球のことは全然知らないので、権藤博さんという投手のことは伝聞で知っているだけ。60年代初め中日ドラゴンズに入団、連投に次ぐ連投で35勝という勝ち星をあげた大投手、ただし多投がたたって、選手としては短命だった、くらいのこと。で、その連投ぶりを表したのが上に挙げました当時の流行語。いつか耳にして以来、ずっと耳の奥で鳴り続けていました。
この文句、どこか心に響くリズムを持っていますよね。そうだ、これボ・ディドリーなんじゃないのか。
ボ・ディドリーはロックンロール草創期の、チャック・ベリーと並ぶ大アーティスト。その独特のリズムで人気がありました。ジャングル・ビートなどという呼び名もあったはず。英国のアニマルズにも「ボ・ディドリー」というカヴァー曲がありました。日本では頭脳警察の「悪たれ小僧」がこのリズム。80年代にもルースターズのアルバムにこのリズムを取り入れたナンバーがありました「モナ」の日本語カヴァーが入っていました。個人的な記憶ではそのころ、「ロックンロールの元祖」的な人気の再燃があったように思います。彼の音楽の崇拝者であるローザ・ルクセンブルク/ボ・ガンボスのヴォーカリスト、どんとが若くして亡くなった時も、来日とかしてませんでしたっけ。
ただ、これ、安易にボ・デイドリーひとりの創意に帰して済ませられないルーツの深さがあり、ラテンのクラーベとか、ニュー・オーリンズR&Bのセカンド・ラインなどとも、強いつながりがあるんでしょう。
で、上に引いた流行語、このビートに通ずるノリがあると思うんですが…そんなこと思うのぼくだけか。メモ代わりに。
BO DIDDLEY 55 Bo Diddley - YouTube
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