俺にはブルーズを歌う権利なんかない

どこにも所属を持たず仕事/勉強/読書を続けています。2008年、音楽についてメモ代わりに書くためにこのブログを始めました。

ミルトン・バナナ・トリオ

 正月が過ぎ平日が戻ってきて、ほっとしたのが先日。ところがその平日がまたけっこうつらいです。寒くて外出もままならない日が続く一月。真冬、真冬、真冬…

 今日も天気は荒れ模様。大雪ではありませんが強い風が吹き、雪を巻き上げます。でも暦が二月になったので、少し気持ちは明るいかな。

 今朝はいったん3時に起きかけましたが、そのまま寝てしまい、目覚めたら4時半くらい。さっそく勉強部屋に入って2時間半ほど仕事というか勉強というか読書というかをやりました。ここ6日ほどH・G・ウェルズを読んでいます。やはり買ったまま読んでいない本。これはもっと早く読むべきだった。そうしたら、ぼくもみんなが持ってるお免状(Ph.D)をもらえたかも。

 ただ、出会いってありますからね。今まで読めなかったには読めなかったなりの内的必然性があります。そもそも文学を読むには、語学力が全然足りませんでしたね。まがりなりにも今読んでるんだからよしとしましょうか。

 近所にジャズ喫茶があればなあ、とぼやいていますが、東京なんかにある本格的ジャズ喫茶は、地方だと経営的に難しいのでしょう。ぼくが懐かしく思うのは、80年代の田舎の、ジャズ喫茶ともカフェバーともつかないような、中途半端におしゃれさを装った店。追憶のなかのそういう店では、フュージョンともファンクともジャズ・サンバともつかない音楽が流れていたような気が。懐かしいな。雪が溶けたら、またそういう文化の痕跡を求めて、あちこち行きましょか。

 今朝はテノーリオ・ジュニオルとミルトン・バナナ・トリオを交互に聴いて、ああ、ブラジル音楽ってこういう形で世界進出したんだ…とひとつ勉強しました。


Milton Banana Trio - Balancando - YouTube