レイジー・リヴァー
「人間、志を立てるのに、遅すぎるということはない」
カレンダーの一月、二月のページにそんなことが書かれています。こういうことを言われるのは別に今回が初めてじゃないけれど、あらためてこう言われるとなんとなく心強いですね。
昨日今日は、ごく普通の年末年始です。二、三の出来事をメモ代わりに。
〇31日、朝起きたら某社のタブレット端末がうんともすんとも言わなくなりました。その前夜、ラジオのアプリでBBCを聴いて、いちおうは止めて寝たのです。たんに充電が切れたのだろう、と思い、充電し、起動させようとしましたが起動せず。サポートに電話しようにも年末年始はお休み。もちろんこんなものが壊れたくらいで動揺していては始まらないので、ちょっと予定外だったがこれはもう寿命だった、とあきらめることにしました。
〇31日晩は妹宅に老母とお呼ばれして夕食。結構なごちそうで満足。子供らにお茶とアイスクリームを買っていきました。小雪のなか帰宅し、冷え切った家をあたためながら紅白は観ず、BS-TBSの『吉田類の年またぎ酒場放浪記』を選択。これも落ち着いていいな、と思いつつ書き物など。新年を迎えたころ早々に就寝。寝床でメールをチェックしたり、という習慣になっていて、タブレットがないのはやや不便を感じますね。
〇年末年始、NHKのラジオは充実しています。30日晩のAMの第一では、はっぴいえんどから日本のロックポップス史をたどる番組。サエキけんぞう氏が司会で、萩原健太、大貫妙子、佐野史郎、鈴木慶一といった各氏が思い思いに語る好企画。じつは最後の数十分しか聴けず、残念無念。佐野史郎氏が「はっぴいえんどは紛れもないハードロックバンド」と語り、鈴木慶一氏が「加川良さんのアルバムのレコーディングのとき、遊びでレッド・ツェッペリンの『ハートブレイカー』をやっていたよ」とウラ話を披露し…録音したかった…再放送なんてないでしょうね。
〇ヴォルコフ『ショスタコーヴィチの証言』を読了。読み終えたのはやはり30日。これも発見ザクザク、というか、あんた今まで読んでなかったのか! と一喝をくらいそう。
〇元日のNHKーFMの大友良英さんの『ハイブリッド音楽館』、昨年も大変面白かったので、今年は録音しながら聴きました。ゲストの大友さんのお友達の大学の先生のお話は、やはりちょっと大学教授臭があるけれど面白かった。50ちょい過ぎの年齢層にフリーミュージック好きが多いのはアルバム『ノー・ニューヨーク』のせいだというのは、本当にその通りだと同意せざるを得ませんでした。また、スキャットのはしりとしてルイ・アームストロング「レイジー・リヴァー」が。存分にシャバドゥビしているわけでもないけれど、唄とスキャットのあいだに切れ目がない感じで、95年前にこれをやっていた(オリジナルの録音)というのはたしかに驚き。
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うちはおせちも作らないので、せいぜい、エビ、タコ、かまぼこ、ハムをならべてつまむ程度ですけれど、地元スーパーで買ったハムが脂身が多くてちょっとがっかり。値段相応なのか。タブレット端末も2~3万で3GやLTEの通信のできるSIMフリーモデルがありますが、やはりきっと一年もつかもたないかだろうなあ…大きな買い物もそうそうできないので、ゆっくり考えます。
Louis Armstrong Up a Lazy RIver Live Newport Jazz ...